新垣結衣:精神科医役で野木脚本5作目 WOWOW初出演の社会派ドラマ「沖縄を何か感じてもらえたら」

「連続ドラマW フェンス」に出演する新垣結衣さん=WOWOW提供
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「連続ドラマW フェンス」に出演する新垣結衣さん=WOWOW提供

 女優の新垣結衣さんが、3月19日からWOWOWプライム・WOWOWオンデマンドで放送・配信する「連続ドラマW フェンス」に、沖縄の精神科医・城間薫役で出演することが1月25日、明らかになった。新垣さんがWOWOWに出演するのは本作が初めてとなる。精神科医として日々働きながら、性暴力被害者の支援団体に協力し、登場人物たちに大きな影響を与える重要な役どころだ。

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 脚本は、ドラマ「アンナチュラル」や「MIU404」など、社会派エンターテインメント作品を数多く手がける野木亜紀子さんが担当している。新垣さんはこれまで「空飛ぶ広報室」や「逃げるは恥だが役に立つ」など、野木さんによる4作品の脚本ドラマに出演し、本作で5作品目の出演となる。

 新垣さんは「このような題材で作品を作るのはとても難しく勇気のいることだと思いますが、私は台本を読んで、おのおのの立場が抱える息苦しさやつらい現実だけではなく、個人に対しての希望や愛情を感じました」とコメント。

 「沖縄の人たちが皆それぞれの思いで、はたまた自分でも気づかないうちに少しずつ分け合って持っているであろう漠然としたしこりのようなもの。目に見えないフェンス。今より多くの人に知ってもらい、皆さんのすぐそばにあるものとして何か感じてもらえたらいいなと思っています」と語っている。

 ドラマは、女優の松岡茉優さんと「2015ミス・ユニバース日本代表」の宮本エリアナさんのダブル主演。雑誌ライターのキーこと小松綺絵(松岡さん)が沖縄へ向かい、米兵による性的暴行事件の被害を訴える女性・大嶺桜(宮本さん)と出会う。米軍犯罪捜査の厳しい現実を知り、そして沖縄の複雑な事情が絡み合った真相にたどり着く。

 「連続ドラマW フェンス」は3月19日から毎週日曜午後10時にWOWOWで放送・配信される。全5話。第1話は無料放送。

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