2月4日に公開される映画「大怪獣のあとしまつ」(三木聡監督)で主演を務める人気グループ「Hey! Say! JUMP」の山田涼介さん。グループは今年CDデビュー15周年を迎えるが、近年「King & Prince」「SixTONES」「Snow Man」「なにわ男子」と後輩たちが続々とデビューし、「本当に中堅になってきましたよね」とジャニーズ内での変化を語る。山田さんといえば、持ち前の華やかなルックスと確かな実力で、グループだけではなくジャニーズをけん引してきた中核メンバーだ。そんな彼が明かす、今の自分の“使命”とは……。15周年への思いと合わせて聞いた。
ウナギノボリ
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映画は、“怪獣が死んだその後”を描く空想特撮エンターテインメント。誰もが気になっていたであろう点にスポットを当て、松竹と東映が初めてタッグを組んで製作したことも話題になっている。そういった斬新な作品で主人公に抜てきされた山田さん。これまでにも数々の映画やドラマで主演を務め、俳優としての実力を発揮してきた。
そんな山田さんにとっての基盤となっているのがHey! Say! JUMPとしての活動だ。今年11月14日に迎えるデビュー15周年を前に、山田さんは「事務所内でHey! Say! JUMPが本当に中堅になってきたなと感じます。後輩の見本でいなきゃいけないという思いと、まだまだ若いので走り続けたいという思いがあります」と率直に明かす。
「今は8人グループなのでセンターはいませんが、僕はずっとセンターとしてやってきたので、“顔”でいなきゃというのは常々思っていること。そのためにアグレッシブにいろいろチャレンジして、後輩にも道をつないであげたいというか。やっぱり何か新しいことをやるのってすごく大変で難しい。でも、そこを切り開ける人がやることで、次に続きやすくなると思うんですよね。先駆者じゃないですけど、みんなが行きづらい、やりづらいところに突っ込んでいって、道を作ってあげるのが今の僕の役割だと思っています」
また、山田さんは「ジャニーズの中堅世代って、だいたいみんな“キラキラもの”を通ってきているんですけど、実は僕って一度も通っていなくて。何でか分からないけど、オファーが来ないんですよ(笑い)」と笑い飛ばす。「でも、それはそれで『こういう道もあるんだよ』と示せているのかなと思っています」と“自分らしさ”を大切にしているようだ。
まだまだコロナ禍が続く昨今。山田さんにとって、2021年は「世の中的にも大変な時代でしたけど、グループでも個人でもその中でできることの幅を広げていこうと挑戦した1年でした」と振り返る。同時に「ファンの方々のために何ができるか、今まで以上に考えた1年」でもあったという。
「しばらく有観客でのライブができていなかったのですが、だったら何ができるだろうと考えて。メンバーそれぞれがバラエティーを頑張ってみたり、ドラマに出てみたり、僕だったらYouTubeを始めてみたり。僕たちに触れられる時間を増やしたいと意識して行動してきました」
そういった1年を踏まえて、「2021年に得たものをアウトプットしていくのが2022年だと思っています。すてきな15周年を迎えたいですし、ファンの方に近づける年にしたいですね」と期待を膨らませる。「個人としては俳優業にもっと力を入れていきたい。コロナの影響でなくなってしまったものも多かったので、2022年以降はさらに本腰を入れて、さまざまな役にチャレンジしていきたい」と、変わらぬ熱い思いも語ってくれた。
ある日突然、この国を襲う大怪獣が死んだ。片付けられなければ国家崩壊となる危機の中、現場指揮の任務を背負わされたのは首相直属の特務隊の帯刀アラタ(山田さん)だった。そんなアラタの前に、環境大臣の秘書官で、元婚約者の雨音ユキノ(土屋太鳳さん)が現れる。2人は前代未聞の無理難題 ”巨大な死体のあとかたづけ”に、知恵と工夫で立ち向かう……。
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