講談社の児童書「青い鳥文庫」の小説「怪盗クイーン」シリーズが原作のアニメ「怪盗クイーンはサーカスがお好き」で、元宝塚歌劇団の宙組トップスターの大和悠河さんが主人公・怪盗クイーンの声優を務めることが12月12日、分かった。加藤和樹さんがクイーンの仕事上のパートナーのジョーカー役、内田雄馬さんが人工知能のRD役で出演することも発表された。アニメは2022年初夏に劇場上映される。
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大和さんは「お話をいただきました。それはなぜなのか……男だか女だか分からず性別も齢(よわい)も不詳、存在するのは美学。おちゃめだけどビシッとキメてカッコよく! 少年のようないたずらっ子かと思えば母親のように大きな愛で包みこむ! 20年の時を経て待望のアニメ化! 今、ここに次元を超えてクイーンに命を吹き込みます。貴方(あなた)の心をいただきに、怪盗クイーン参上! お楽しみに!」とコメントを寄せている。
加藤さんは「お話をいただき、原作を読んでワクワクしました。僕が演じるジョーカーは口数は少ないですが、クイーンの仕事上のパートナーとしてとても真面目に仕事をこなします。スクリーンで活躍するクイーン、ジョーカー、RDの姿をお楽しみに!」と話している。
内田さんは「気品あふれるクイーンと冷静沈着なジョーカー。魅力的な2人と、人工知能らしからぬユーモアでコミュニケーションするRDは大変愛らしい存在です。3人のコミュニケーション、そして怪盗クイーンの華麗なる活躍をぜひアニメーションでもお楽しみください」とメッセージを送った。
「怪盗クイーン」シリーズは、はやみねかおるさんの小説で、2002年3月に刊行されて以来、長きにわたって人気を集めている。飛行船で世界中を飛び回り、狙った獲物は必ず盗む怪盗クイーンの活躍を描いている。同シリーズが映像化されるのは初めて。「ポケットモンスター」「BNA」などに絵コンテ、演出として参加した傳沙織さんが同作で初めて監督を務め、「宝石商リチャード氏の謎鑑定」などの國澤真理子さんが脚本を手がける。イーストフィッシュスタジオが制作する。
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