「岳」などで知られる石塚真一さんのジャズをテーマにしたマンガ「BLUE GIANT(ブルージャイアント)」が劇場版アニメ化され、2022年に公開されることが10月21日、明らかになった。同作が映像化されるのは初めてで、制作陣の「最大の音量、最高の音質で、主人公本人の奏でる音楽を届けたい」という思いから、実写でもシリーズでもなく、劇場版アニメとして制作が決定したという。石塚さんが主人公・宮本大らを描いた特別イラストも公開された。アニメの詳細は、今後発表される。
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原作の石塚さんは「演奏シーンを描く時は、『音が鳴りますように!』と思いながらペンを走らせていました。それがついに、本当に音が出る映画になる……すごいことです。これまで、マンガから音が聞こえるという意見をたくさんいただきました。それはすべて読者の皆さんの豊かな想像力が鳴らしてくれた音楽です。今回、映画化にあたり、すごいメンバーが集まって、皆さんがイメージする音楽、いや、きっとそれ以上の音を作ってくれています」とコメント。
「映画『BLUE GIANT』、読者の方も、マンガを読んでいない方も、ジャズを知らなくても、子供も大人も楽しめる全く新しいアニメーション映画になると思います。僕自身も完成が楽しみです!!」と話している。
「BLUE GIANT」は、ジャズの魅力にとりつかれた宮本大が、世界一のジャズプレーヤーを目指す姿を描いている。2013年に「ビッグコミック」(小学館)で連載がスタートした。2016~20年にヨーロッパ編「BLUE GIANT SUPREME」が連載され、2020年から新シリーズのアメリカ編「BLUE GIANT EXPLORER」が連載中。2017年に「第62回『小学館漫画賞』」(一般向け部門)、「第20回文化庁メディア芸術祭」マンガ部門大賞を受賞した。コミックスの累計発行部数は約770万部。
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