麒麟がくる:視聴率じわり上昇 第43回は13.9% 信長のパワハラで光秀が闇落ち? 次週最終回「本能寺の変」

2020年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の主演・長谷川博己さん
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2020年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の主演・長谷川博己さん

 俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第43回「闇に光る樹(き)」が1月31日に放送され、平均視聴率(世帯)は13.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前週第42回の13.8%(同)からじわりと上昇した。ドラマは2月7日に最終回(15分拡大版)を迎える。

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 第43回は、もはや己の言いなりにならない正親町(おおぎまち)天皇(坂東玉三郎さん)の譲位を強引に進めようとする信長(染谷将太さん)。その責任者を命じられた光秀(長谷川さん)は、月にまで届く巨大な大木を切る不思議な夢に毎夜うなされるようになる。病の療治のため京にやってきた帰蝶(川口春奈さん)に、光秀は「こんなとき斎藤道三ならどうしただろうか」と尋ねる。すると、帰蝶の口から意外な答えが返ってくる……という展開だった。

 さらに同回では、有名な「宴」のエピソードが描かれた。武田を攻め滅ぼしたことを祝い、信長が安土城に家康(風間俊介さん)を招いての宴が開かれる。家康の希望で、光秀は饗応役(きょうおうやく)を任されるが、祝宴の席で信長が急に「膳が違うぞ」「品数が足りん」と言いだし、光秀は理不尽な叱責を受ける。

 これでは面目が立たないという信長の元から慌てて膳を下げようとする光秀だったが、椀(わん)の中身をぶちまけてしまい、信長の怒りは頂点に。光秀の首に扇子をあて、「十兵衛、下がれ!」と足蹴(あしげ)にする信長。蘭丸(板垣瑞生さん)の「上様に粗相をなさったな。無礼であろう」との一言が火に油を注ぐが、ここで光秀は蘭丸の体を払い、般若のような形相で信長をにらみつけた。

 SNSでは「【悲報】信長様、今日も光秀にパワハラ」「信長殿、パワハラだな。転職するよ、私なら」「十兵衛、ついにキレました。そりゃキレるでしょ」「光秀が暗黒面に落ちました」「光秀。無事闇落ち」「これで完全に闇堕ちか……」などと視聴者は反応。

 次週最終回では「本能寺の変」が描かれるが、「本能寺、楽しみ。やっちゃってやっちゃって光秀」「来週はとうとう……。わかってる、わかってるけれどツラい」「やっぱ最もシンプルな光秀の怨恨説という単独犯で行くのか」「ここに来て、公家黒幕説、怨恨説、ノイローゼ説もぶち込んできた」「言われてる説全部出してみて、最終的には光秀ノイローゼ説に集約?」「戦国最大の謎がどう解かれるのか。来週が待ち遠しい」と早くも盛り上がりを見せた。

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