8月31日に開幕したテニスのグランドスラム(4大大会)の一つ「全米オープンテニス」で大坂なおみ選手が優勝を飾り、WOWOWで記念特別番組が放送されることが9月13日、分かった。「全米2度目の制覇! 世界が称賛する大坂なおみ 絶対女王への道のり」と題して、9月21日午後0時半からWOWOWライブで放送。
ウナギノボリ
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大坂選手が全米制覇を果たしたのは、2018年以来、2度目。グランドスラム制覇は3度目となる。今回、決勝でビクトリア・アザレンカ選手を破り、優勝した大坂選手がWOWOWのインタビューに応じた。また、WOWOWテニスアンバサダーの伊達公子さんからのコメントも到着した。
とてもハッピー。まだ現実とは思えないし、何が起こったか分からない状態だけど、トロフィーが膝に乗っているので優勝したんでしょうね。
とても緊張していて足が動かなかった。試合が進むにつれてやっと慣れていきました。
もっと自分を追い込み、ポジティブな姿勢で行こうと言い聞かせました。彼女があのレベルを維持するなら彼女が勝っても仕方ない、と思いました。
毎日が新しい挑戦でした。ものすごい出来事だったと思う。1週間くらいたてば振り返っていろいろ話せると思うけど、今は終わった決勝のことしか考えられません。
コートに立てばテニス選手として戦うだけですが、自分の置かれた立場を利用できるなら、たとえ小さなメッセージでも発信したいと思いました。
試合が終わって、勝ったからこそ「耐え続けられたこと」、「メンタルの強さ」が勝因と言えるのですが、第2セット0-2の第3ゲームを取ることができたのが1つのキーになったと思います。2セット目序盤までは、アザレンカ選手の調子が良すぎて、大坂選手が良いボールを打てていてもあまり効かず、何をして良いのか分からなくなった部分もあると思います。その中で、あのゲームでは(ラリー中)無理に行かず、ペースを落としたのが良かったのではないでしょうか。ギリギリの状況で切り替えられたのは、やはり勝ちたいという執念ではないかと思いますね。作戦的に変えたというよりは、とにかく何か道を作るために、しがみついたメンタルの強さが大きな要因ではないでしょうか。
1回目の優勝の時は、グランドスラムに勝つという目標は持ちつつも、あまり現実味のない中で、勢いもあり勝ってしまったという感じでした。2回目も、その勢いがあっての優勝に見えました。しかしその後は、チャンピオンとしての重圧もあってなかなか勝てない時期もあり、苦しんだ時間もあったと思います。それを経て、今回は少しプレッシャーからも解放された中で、人間的な成長やチームの変更も加わって、静かな闘志を持ってもぎ取った優勝でした。大会期間中、計画的ではあるのですが、それを見せすぎず、右肩上がりに調子を上げて勝ち切ったというところが今までと全く違う優勝に見えました。
ハードコートでできたことが、クレーコートでできるかといえば、まだまだ課題は山積みだと思います。クレーコートでは、勢いで勝ち進めるほど甘くはないと思います。特に今回は短期間ですので、克服できるようなことがあればもちろんすごいことではありますが。チームや、彼女自身もそれをよく分かっていると思いますので、(今回の全米優勝で得た)良いところは自信に変えつつ、一旦リセットして臨むことが大切なのではないかと思います。
WOWOWでは、9月14、15日に大坂選手の全7試合をリピート放送する。
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