関西テレビの火曜ドラマ(火曜午後9時)の「主演引継ぎ式」がこのほど、行われた。10月9日スタートの「僕らは奇跡でできている」で主演する高橋一生さんが、18日に最終回が放送される「健康で文化的な最低限度の生活」で主人公を演じている吉岡里帆さんが撮影していた区役所のセットを訪問した。
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以前、ドラマで共演したことがあるという2人は、笑顔で「ご無沙汰しています」とあいさつ。高橋さんから「(撮影は)どうですか?」と聞かれた吉岡さんは「難しい題材ですが、すごく意味があるドラマだと責任を感じながらやっています」と答えた。動物の行動を研究する“動物行動学”を教え、生き物の不思議に目がない変わり者の大学講師・相河一輝を演じる高橋さんの役について、吉岡さんは「動物行動学の講師ですよね? ドラマ拝見します!」と宣言。高橋さんは「(主演を)引き継がせていただきます!」と笑顔を見せたという。
高橋さんが吉岡さんに「火9ドラマの主演を務めた感想」を尋ねると、吉岡さんは「(大阪の)関西テレビに番宣で行ったんですけど、めちゃくちゃ温かく受け入れてくださって、それがものすごく糧になりました。次も温かいお話だと聞いています!」とコメント。高橋さんは「今まで僕がやらせていただいた脚本とは、ちょっとドラマのセオリーが違う。“積み上げていく”というよりも、“最初から完成されている”人間の役だから、見てくれる人たちがどう感じてくれるのか、ちょっと今、不安ではあるのですが、皆さんが楽しく撮っていらっしゃるから、それを引き継ごうと思っています」と意気込みを語った。
「健康で文化的な最低限度の生活」は、マンガ誌「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)で連載中の柏木ハルコさんの同名マンガが原作。新人ケースワーカーのえみるが、何らかの事情で生活に困り、生活保護を受けている受給者たちのさまざまな人生に向き合いながら、自立させようと奮闘する姿と成長を描いている。
「僕らは奇跡でできている」は、ドラマ「僕の生きる道」シリーズや「フリーター、家を買う。」などの橋部敦子さんが脚本を手がけるオリジナル作。動物行動学の講師を務める変わり者の一輝に、周囲はいら立ち、翻弄(ほんろう)されることもあるが、偏見や先入観にとらわれることなく、自分の興味や好奇心に素直に従い、毎日を心豊かに過ごす一輝の姿勢に、周囲の人々も次第に影響を受けていく……という内容。
「健康で文化的な最低限度の生活」の最終回は18日午後9時から、「僕らは奇跡でできている」は第1話が10月9日午後9時から放送。なお、18日の「健康で文化的な最低限度の生活」の最終回放送直後に、「僕らは奇跡でできている」の世界観が分かるPR動画が放送される。
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