葵わかなさん主演のNHK連続テレビ小説「わろてんか」(NHK総合月~土曜午前8時ほか)は、4日から第10週「笑いの神様」に入る。大正5年の秋、藤吉(松坂桃李さん)は“落語界の風雲児”月の井団吾(波岡一喜さん)を「風鳥亭」の大看板にしようと決意するが、古参芸人たちが反発。方針の違いからてん(葵さん)とも衝突してしまう。そこへもう一組の“ワケあり夫婦”が登場し……。
ウナギノボリ
10年前の朝ドラ「花子とアン」 当時の吉高由里子インタビュー
藤吉は風鳥亭の大看板となる芸人がほしいと考え、当代一の人気を誇る落語家・月の井団吾に目を付ける。団吾にとんでもない大金を払おうとしている藤吉に不安を感じるてん。その予感は的中し、万丈目(藤井隆さん)ら古参芸人たちが藤吉の方針に異議を唱え、ストライキを始めてしまう。
そんな折、てんは道で行き倒れていたお夕(中村ゆりさん)を助けるが、近くの食堂で団吾の名をかたって食い逃げしようとした団真(北村有起哉さん)がお夕の夫だと知って驚く。出演予定の芸人が急に来られなくなり、困ったてんと亀井(内場勝則さん)は、代わりに団真を出演させるが、噺(はなし)の途中で高座から逃げ出してしまう。
「わろてんか」は、京都の老舗薬種問屋の長女で、笑いをこよなく愛するヒロイン・藤岡てんが、大阪を日本一の笑いの都にしていく姿を描く一代記。脚本は吉田智子さん。全151回。
第9週「女のかんにん袋」は、大正4年の春、右肩上がりで成長を続ける「風鳥亭」を、1歳の長男隼也の世話をしながら切り盛りするてんは、藤吉が芸人たちに渡す給金を勝手に金庫から持ち出したことで怒りが爆発、藤吉と大げんかする。トキ(徳永えりさん)やキース(大野拓朗さん)らは2人を仲直りさせようと、隼也のため端午の節句を祝う準備を整える。仲間たちの心遣いに観念したてんと藤吉は、互いの本音をぶつけ合い、わだかまりを解消する……という展開だった。
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