マンガ誌「月刊ガンガンJOKER」(スクウェア・エニックス)で連載中のマンガが原作のテレビアニメ「賭(か)ケグルイ」で23日から順次、放送される最終話「賭ケグルイの女」がアニメのオリジナルストーリーとなることが21日、明らかになった。最終話は、原作者の河本ほむらさんがストーリー原案を担当し、主人公・蛇喰夢子(じゃばみ・ゆめこ)が、学園の絶対的支配者である生徒会長・桃喰綺羅莉(ももばみ・きらり)と負けた方が「二度と学園の土を踏まない」という条件でギャンブル対決を繰り広げる。
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アニメを手がける林祐一郎監督は、最終話の見どころを「やはり、原作ではまだ実現していない綺羅莉と夢子のギャンブルでしょう。あと、(黄泉月)るなの見せ場も多いです。演出的にもこれまでの集大成といった感じになっていて、エピローグまで細かいネタが詰め込まれています。そして、キーアイテムであるタロットカードはスペシャルな方にデザインしていただきました! こちらも要注目です!」と語っている。
原作者の河本さんは「正直なお話をしてしまうと、原作では僕のネームから、作画の段階で尚村(透)先生に特に演出面でかなり盛っていただいて完成版となっているので、僕のネームから直接アニメになるとどうなるのかな?と思いつつ描きました。しかし、マンガと同じく、林監督に大いに盛っていただいて素晴らしいものが出来上がりました。大変だったのは締め切りの存在くらいで、あとはすごく楽しかったです」とコメント。
また、河本さんは見どころを「オリジナル展開ということで、もちろんオリジナルのギャンブルをするのですが、ギャンブルそのものだけでなく、何を賭け、その結果、誰が得、失うのか。そのあたり注目していただければと思います」と話している。
「賭ケグルイ」は、「月刊ガンガンJOKER」で2014年3月から連載中の河本さん原作、尚村さん画のマンガ。勉強や運動ではなく駆け引き、読心術、勝負強さなどギャンブルの強さがすべてを決める私立百花王学園を舞台に、謎多き転校生・蛇喰夢子の登場によって、学園の階級制度に異変が起こる……というストーリー。TOKYO MX、MBS、BS11ほかで放送。
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