女優の武井咲さんが主演を務める連続ドラマ「黒革の手帖」(テレビ朝日系、木曜午後9時)が14日に最終回を迎える。劇中のクラブ「カルネ」のセットでクランクアップした武井さんは、“最強の悪女”原口元子を演じてきて、「とにかくたくさんのプレッシャーの中、元子を演じることが最初は不安だったのですが、だんだんそれが快感に変わってきて、元子でいられる時間を大切に、貴重に過ごすことができました」と振り返り、充実した表情を見せた。
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さらに、武井さんは「(元子は)悪い役だけれど、みんなに愛されるキャラクターになっていればいいなと思いながら演じていましたし、私が元子の一番の味方でやってきました」と話し、「元子は、数々の大女優さんたちが演じてこられた役ですので、私もその一人になれるよう、ここがゴールではなくスタートだと思って今後も精進していきたいと思います」と新たな意気込みを語った。
ドラマは、1978~80年に週刊誌「週刊新潮」(新潮社)で連載された同名の小説が原作。派遣社員として勤めていた銀行から1億8000万円を横領した原口元子が、その金と借名口座のリストを記した“黒革の手帖”を盾に東京・銀座に自身のクラブ「カルネ」をオープンさせ、夜の世界でさらにのし上がろうとする……というストーリー。
15分拡大版の最終話は、銀座での地位など、すべてを失いどん底まで転落した元子が、クラブ「カルネ」を取り返すため、安島富夫(江口洋介さん)から渡された封筒を手に、政財界のドン・長谷川庄治(伊東四朗さん)に会う約束をもう一度、取り付ける。元子の度胸に感服し、要求を受け入れた長谷川は、元子の要求を受け入れる。元子は橋田常雄(高嶋政伸さん)や岩村叡子(真矢ミキさん)に連絡を取り、「カルネ」のママとして再出発することを報告するが……というストーリー。
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