俳優の大泉洋さんが10日、東京都内で行われた映画「東京喰種 トーキョーグール」(萩原健太郎監督、29日公開)のジャパンプレミアに登場。石田スイさんの人気マンガの実写化で、異常なまでに「喰種(グール)」に執着するベテラン捜査官・真戸呉緒(まど・くれお)を演じた大泉さんは、役に対しての複雑な胸中を明かした。
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大泉さんは今回の真戸呉緒役について「マネジャーから話を聞いたときは楽しみだった」といい、「『捜査官』って響きにグッときまして、『やる』って引き受けたんですけど……。原作を読んだら“まどくれ”の見てくれがひどい。あの顔は相当ですよ」と本音をぽろり。
さらに大泉さんは「私が(やるって)発表になったとき、ネットなんかでは『大泉洋じゃないだろう』って意見もあって。それはそうだろうと思った。あの見た目ですから。なのに中には『ピッタリだ』って言っていたやつもいて、ビジュアルが出ても『まんまだ』って(声もあった)。あまりに“ハマっている”って言われるのも、ちょっと違うんだよな~」と複雑な胸中を明かした。
「東京喰種」シリーズは、人肉を食らう怪人・喰種をテーマにした人気マンガ。2011~14年に「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載され、14年からは新章「東京喰種トーキョーグール:re」が同誌で連載されている。14年と15年にテレビアニメも放送された。
映画版は、喰種が人間と同じように暮らしている東京が舞台。さえない大学生の金木研(カネキ・窪田正孝さん)は事故で移植を受け、半喰種となってしまう。自分が喰種化したことで苦悩するカネキは、以前から通い詰めていた喫茶店「あんていく」で働き始め、そこでアルバイトをしている女子高生のトーカと出会うが、あんていくは喰種が集まる店だった。やがて、喰種を駆逐しようとする人間側の捜査官・CCGとの厳しい戦いが始まり……というストーリー。
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