東海エリア発の男性10人組ユニット「BOYS AND MEN」(ボイメン)の田中俊介さんが「母の日」の14日、名古屋市内で開催された初主演映画「ダブルミンツ」(内田英治監督、6月3日公開)の完成披露試写会の舞台あいさつに登場した。試写会には、田中さんの母親も来場していたといい、今回の作品がボーイズラブ(BL)を描いており、暴力描写もあることから、田中さんは「(母親には)刺激が強いだろうね」と苦笑いだった。
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この日は、名古屋で初めての試写会。上映後に舞台あいさつが行われ、田中さんとダブル主演した淵上泰史さん、内田監督も登場した。田中さんが冒頭で「名古屋は僕のホーム。“身内”に見られる恥ずかしさがあります」とあいさつすると、淵上さんが「今日は母の日ということで、田中君のお母さんも来ている」と暴露。田中さんは「母の日のいいプレゼントにはなったと思いますけど、プレゼントにしてはとげとげしい……。もうちょっと柔らかいものを見せてあげたかったと思います」と母を思いやり、内田監督は「お母様、すいませんでした!」と頭を下げていた。
また今回、チンピラの市川光央を演じた田中さんは、約1年かけて役作りをした“成果”として「名古屋で職質(職務質問)を2回受けました」と告白。「愛知県警の広報大使もしているのに……。夜道を歩いていたら、(声をかけられて)全部チェックされて……。警察の方に協力して、去り際に『ボーイズアンドメンです! これからも一緒に名古屋を守っていきましょう!』と言ったら、『ああ! 失礼しました』というやりとりがありました」と敬礼をしながらおどけた様子で明かし、観客を笑わせていた。
映画は、「サブカル界のカリスマ」と呼ばれる中村明日美子(なかむら・あすみこ)さんのマンガが原作で同じ名前を持つ2人の男の極限の愛を描いた。ある日、壱河光夫(淵上さん)の元に、高校時代に同級生だった市川光央(田中さん)から「女を殺した」と電話があり、2人は再会を果たす。そして取り返しのつかない犯罪の世界へと落ちていく……という物語。光央の高校時代を須賀健太さんが演じる。
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