芳根京子さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「べっぴんさん」は、27日から最終週「エバーグリーン」に入る。昭和59年、10歳になった孫の藍(渡邉このみさん)と春休み期間中、一緒に暮らすことになったすみれ(芳根さん)と紀夫(永山絢斗さん)。しかし、何を考えているか分からない藍にすみれたちは戸惑うばかり。一方、キアリス宛てに外国から一通の手紙が届き、そこには懐かしい人物の名前が……。
ウナギノボリ
10年前の朝ドラ「花子とアン」 当時の吉高由里子インタビュー
「べっぴんさん」は、95作目の朝ドラ。神戸市に本社を置く子供服のメーカー「ファミリア」の創業者の一人、坂野惇子さんをモデルにしたヒロイン・すみれの物語。戦後の焼け跡の中、娘や女性のために、子供服作りにまい進するヒロインと家族の姿が描かれている。
第25週「時の魔法」は、すみれたちは東京・銀座に子供たちのための総合店舗「ワンダーランド」を作ろうとする。資金の問題もあってワンダーランドを断念するが、すみれたちは自分たちの思いが健太郎(古川雄輝さん)ら若手社員に受け継がれていることを確信し、引退を決意。そしてすみれたちは、28年前に店の看板代わりに作ったワンピースを“お直し”したことをきっかけに、新たな生きがいを見いだす……という展開だった。
最終週「エバーグリーン」は、昭和59年3月、すみれは月1ペースでキアリスに出勤し、紀夫は趣味のカメラを片手に隠居生活を送っていた。春休みに入り、孫の藍がすみれの家で過ごすようになるが、通い始めた塾に何日間も行っていなかったことが判明し、すみれたちは心配する。一方、キアリス宛てに外国から一通の手紙が届き、そこに懐かしい人物の名前を見つけたすみれたちは、当時に思いを馳せる……。
穏やかな日々を送るすみれと紀夫の間に、降って湧いたような“藍・騒動”。まるで昔の自分を見ているかのように、何を考えているのか分からない藍と分かりあうため、すみれはどんな行動をとるのか注目だ。
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