映画コメンテーターの有村昆さんが、DMM.comの会員制オンラインサロンサービス「DMMラウンジ」に開設している「有村昆のバカデミーシネマラボ」の企画「本音で映画サミット」を開催。今回は、ブラッド・ピットさんとアンジェリーナ・ジョリー・ピットさんが夫婦役で共演し公開直前に離婚が報じられて話題になった「白い帽子の女」(アンジェリーナ・ジョリー・ピット監督)を扱った。有村さんは「終わりの始まりを描いたなんだと思った。女優であり、アーティストだから表現したかったんだ」と分析した。
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「本音で映画サミット」には、映画パーソナリティーの伊藤さとりさんや年間200本の映画を見るというお笑いコンビ「飛石連休」の藤井ペイジさん、ドキュメンタリー映画「俺たち文化系プロレスDDT」などの松江哲明監督、 映画ライターのよしひろまさみちさんが参加。「シン・ゴジラ」「君の名は。」「BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント」「世界一キライなあなたに」「白い帽子の女」をテーマに歯に衣着せぬ本音トークを展開した。今回は夫婦関係がテーマということで、恋愛、結婚の経験が豊富なジャーナリストの山路徹さんも参加した。
松江監督は「すごくよかった。この映画で描いて、作品で消化したんだな、と思ったら、解消していなかった。あのニュース見てからこの映画見ても冷静に見られない」といい、作品について「ワンカット、ワンカット、すごく丁寧に撮っていて、いい意味で60、70年代のいい映画と感じた。これは2人にとって必要な映画だったんだと思ったんだけど……」と絶賛と困惑が入り交じった分析を語った。
伊藤さんは「せりふが強烈で、アンジー(ジョリーさん)が『私ってそんなに嫌な女じゃない』って何回もいう。あれが最大のテーマだったんじゃないか」と分析。「アンジーは、『嫌な女』って自分で言って、ブラッド・ピットは悪くないと言っている。いろいろあったけれど、ブラピと会って、完璧な女になった。その完璧主義が『ブラピいらない』と思ったアンジーの揺らぎが映画に出ている」と話した。
藤井さんは「冷え切った夫婦の話で、横のカップルがパイプの穴から見えて、2人の共通の楽しみができると、その距離がぐっと縮まる。“夫婦あるある”やなと思った。でも最後、冷え切ってしまうと、もう戻らないんだなということ描いた」と夫婦関係について語ると、山路さんは「うまくいっている夫婦というのは必ず一方が我慢している。(有村)昆ちゃんも、いまはうまくいっているけど、昆ちゃんが変わらなくても、いずみん(妻でフリーアナウンサーの丸岡いずみさん)が変わっちゃうかも。一回変わったら絶対(そこから)変わらない」と自身の経験を交えて、愛妻家の有村さんにツッコんでいた。
「本音で映画サミット」の完全版は「有村昆のバカデミーシネマラボ」で公開している。有料で会員登録が必要。
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