俳優の江口洋介さんが、「東のエデン」「攻殻機動隊S.A.C.」などで知られる神山健治監督が手がける劇場版アニメ「ひるね姫~知らないワタシの物語~」(2017年3月18日公開)で声優に初挑戦することが8日、明らかになった。江口さんは、高畑充希さんが声優を務める主人公・森川ココネの父・モモタローを演じ、岡山弁に挑戦する。江口さんは「初めてのアフレコでしたので、せりふとせりふの間の、間の取り方や岡山弁が難しかったんですが、後半は慣れて、発声の際の声の圧の楽しみ方が分かった気がしました」と話している。
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「ひるね姫」は、2020年の岡山県倉敷市を舞台に、父親と暮らす女子高生・森川ココネの家族の絆などが描かれる。ココネの父・モモタローが逮捕されてしまい、居眠りばかりしてしまうココネの不思議な夢が、その謎を解くカギとなる。「猫の恩返し」の森川聡子さんがキャラクター原案、「ベイマックス」のコヤマシゲトさんがロボットに変形するサイドカー・ハーツのデザイン原案を担当する。
また、俳優の満島真之介さんがココネの幼なじみのモリオ、古田新太さんが巨大自動車会社・志島自動車の取締役でモモタローを陥れようとたくらむ渡辺、高橋英樹さんが同社の会長・志島一心、前野朋哉さんがモモタローの悪友・雉田(きじた)を演じる。
高畑さんは「大阪生まれの私にとって、岡山弁でのせりふはとても難しかったです。私が演じるココネという役は、さっぱりしていて、タフな女の子。たまに見える弱さも含めて、とてもチャーミングな役です。劇中に、ハーツというキャラクターが出てくるのですが、自分が指令してロボットが動く、というのは、感激でした」とコメントしている。
また、江口さんは「自動運転や、五輪など近未来的世界を描いたファンタジーですが、ココネの父親として、娘と父の関係性を客観的に感じながら演じました。この映画は、ぜひ女の子に見てほしいですね」とコメントを寄せている。
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