長澤まさみ、三谷幸喜演出は「嫌になるぐらい細かい」 舞台「紫式部ダイアリー」ゲネプロ&会見(2)

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  女優の長澤まさみさんが10月31日、パルコ劇場(東京都渋谷区)で上演される初主演舞台「紫式部ダイアリー」の初日公演を前に、ゲネプロと会見に登場した。紫式部と清少納言の“女の対決”を描いた三谷幸喜さん演出の同作で、紫式部を演じる長澤さんは、三谷さんの演出について「すごく丁寧なのですが、(それが)嫌になるぐらい細かかったです」と振り返った。

  長澤さんは「これまで演じてきたコメディーでは、なんとなくそのときの空気感などが大事だと思っていました。三谷さんと(作品を)作っていくことで、(コメディーは)事前に作るものだと、丁寧に教えていただきました」と感謝。会見には、清少納言役の斉藤由貴さんと三谷さんも出席。三谷さんは「長澤さんにこんなに褒めていただくのは初めて。けいこ場では、ぞんざいに扱われていました。呼び捨てにされたこともあって、でもそれも心地よかったんですけどね……」と話した。また、清少納言を演じる斉藤さんについて三谷さんは「屈折した女優さんですからね。でも日本一のコメディエンヌです」と、冗談を交えて称賛していた。

  「紫式部ダイアリー」は、現代を舞台に、若手作家の紫式部と、「枕草子」が大ベストセラーとなりエッセイストとして確固たる地位を築いた清少納言が、「作家」「女」として心理戦を中心とした言葉のバトルを展開する喜劇。パルコ劇場で11月1~30日に上演。また、名古屋や福岡、大阪、松本、広島での公演も予定している。

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