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鈴木おさむ:「離婚しない男」綾香は「篠田麻里子しかできないと思った」 “小6の頃から変わってない”世界観

「離婚しない男―サレ夫と悪嫁の騙し愛―」の脚本を手掛ける鈴木おさむさん

 最新第5話までの見逃し配信の再生数が2000万を突破するなど、話題沸騰中の連続ドラマ「離婚しない男―サレ夫と悪嫁の騙し愛―」(テレビ朝日系、土曜午後11時半)。脚本を手掛けているのは、バラエティー番組「SMAP×SMAP」(フジテレビ系)や、ドラマ「奪い愛」シリーズ、「M 愛すべき人がいて」(共にテレビ朝日系)などを手掛けてきた人気放送作家・鈴木おさむさんで、今年3月末で放送作家業と脚本家業を辞めることを発表している鈴木さんの地上波連ドラ最後の脚本作でもある。既に脱稿している鈴木さんに、今作の制作秘話などを聞いた。

 ◇「逆境を経験したタレントのパワーってすごい」

 --昨年10月に放送作家業・脚本業を辞めることを発表されましたが、今作のオファーがあったのは引退を決めた後だったのですか。

 昨年の5月に辞めることを決意したのですが、オファーがあったのはその直後、夏前ぐらいでした。長年一緒に仕事をしてきたテレ朝の関係者2人くらいに伝えた直後に、今作のゼネラルプロデューサーでもある服部(宣之)さんからオファーをいただきました。事前に伝えていた関係者の方からは「最後に、バズるドラマを作って辞めてくれ」って(笑い)。

 --オリジナルの作品ではない(原作は大竹玲二さん作のマンガ)ですが、最後の地上波連ドラということで、そこにこだわりはなかったのでしょうか。

 はい。長年一緒にお仕事をしてきた方からオファーをいただいたので、受けさせてもらいました。原作を読んでみるとベッドシーンなど面白いシーンがいっぱいあり、これは話題になる作品になりそうだな、と。原作の大竹先生がご寛大な方で、僕の世界観も出してもいいと言われたので、かなり振り切って書かせていただきました。

 --ヒロインの不倫妻・綾香役の篠田麻里子さんの熱演も話題ですが、篠田さんの名前を挙げたのは鈴木さんだったそうですね。

 篠田さんは、一度「脳にスマホが埋められた!」(読売テレビ・日本テレビ系)という僕が企画した作品に出演していただいたとき、とてもニュートラルなお芝居をされていて、気になる役者さんだったんです。なので、篠田さんに俳優として大ブレークしてほしいというのがオファーした理由の一つでしたし、何よりこの役は彼女にやってほしかった。僕の経験上、逆境を経験したタレントのパワーってすごいんです。だからこそ綾香という強烈なキャラクターの役は、篠田麻里子さんにしかできないと思いました。

 --「篠田さんにブレークしてほしかった」とのことですが、やはり自分の作品でブレークする人が出るのは、作家冥利に尽きるということでしょうか。

 そうですね。三谷(幸喜)さんや、宮藤(官九郎)さんの作品も、ブレークする人がいるじゃないですか。役者にとっても、作品をきっかけに売れていくってすごく大事だと思うので……僕は篠田さんに本当に売れてほしいですね。

 ◇後進の脚本家へ「“自分の好きなもの”を貫いて」

 --既に脱稿されたとのことですが、執筆中に一番悩んだシーンはありましたか。

 最終回です。最終的に、篠田さんが演じた綾香が何を言ったらいいのか……とても悩みましたし、こだわりました。篠田さんがこれを言ったとき、どんな女優が演じるよりも一番なんじゃないかってせりふになったと思うので、楽しみにしていただきたいです。

 --脱稿された現在のご心境は。

 特別感はないです(笑い)。まだ辞めるまでにほかの仕事もあるので、取りあえず一つ終わった、と。もう手元からも離れてだいぶたっていますから、バズってほしいと祈るのみです。

 --最後に、後進の脚本家にメッセージをお願いします。

 何より大切なことは“まず書くこと”。そして“自分の好きを大事にすること”です。僕自身の体験談を話すと……小学6年生の頃に生徒会長をやっていたのですが、僕の学校では、町の人口推移を発表したりする生徒会の発表が毎月あって。それがつまらなかったので、あるとき僕は芝居をやりたいと提案し、当時はやっていた大映ドラマ風に「マッチ売りの少女が不良にカツアゲされる」というストーリーをやったんです。

 それが初めて書いた脚本です。結果はめっちゃウケて、成功体験にもなったのですが、それから時がたち「M 愛すべき人がいて」をやっていた頃から僕の作品は「大映ドラマ感がすごい」と言われ始めて。それって小6の頃から何も変わっていないじゃん!って恥ずかしさもあったのですが(笑い)。でも、昔からブレていないなって思ったんです。

 例えば、三谷さんも昔から歴史が好きだと思うのですが、自分の世界観を持っている脚本家の方って好きなモノがブレていないんです。なので今後、この仕事をやりたいと志している人は“自分の好きなもの”を貫いた方がいい。そしてそれをちゃんと作品の中で出す。それがその人のオリジナリティー、強烈な作家性になると思います。

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