青山剛昌さんの人気マンガが原作のアニメ「名探偵コナン」の劇場版シリーズの累計観客動員数が、1億人を突破したことが明らかになった。劇場版最新作となる第27作「名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)」が4月12日に公開され、18日間で観客動員数644万人を突破し、シリーズ累計で1億人の大台に達した。
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映画での観客動員数1億人突破は、「ドラえもん」「ゴジラ」シリーズに続く記録となるが、27作目での突破は史上最速記録となる。快挙を記念して、これまでの劇場版から名シーンを抜き出した「メモリアルムービー」もYouTubeで公開された。
原作者の青山剛昌さんは「映画観客動員1億人、おめでとう&ありがとうございます! 偶然にも今年の映画のタイトルの『100万ドル』が大体1億円なので、そういう運命だったのかも .……え? 円安だから1億円以上だって?そうカタいこと言わないで(笑い)」とコメントを寄せた。
主人公・江戸川コナン役の高山みなみさんは「皆様、いつも熱い応援をありがとうございます。1億人突破? 突然の吉報に、一瞬固まってしまいました。真に国民的アニメの証をいただいたようで、本当に本当に感激です。コナンファミリーは皆様の“コナン愛”に支えられて走り続けています。来年も再来年もその先も……『何度でも見たい』『この世界にいつまでも浸っていたい』と思っていただける作品をお届けできるよう力を尽くし、愛を込めてまいります。どうかこれからも“コナン愛”のキャッチボール、お相手よろしくお願いいたします。27作分の感謝をこめて」とファンにメッセージを送った。
「名探偵コナン」は、江戸川コナンが次々と起こる難事件を解決する姿を描いたマンガで、1994年に「週刊少年サンデー」(小学館)で連載をスタート。テレビアニメが1996年に放送をスタートし、劇場版第1作「名探偵コナン 時計じかけの摩天楼」が1997年に公開された。昨年公開された第26弾「名探偵コナン 黒鉄の魚影(くろがねのサブマリン)」でシリーズ初となる累計興行収入100億円を突破したことも話題になった。
最新作「100万ドルの五稜星」は、公開3日間で興行収入が約33億5000万円、観客動員数が約227万人を記録し、シリーズ最高興行収入となる約138億円8000万円を記録した「名探偵コナン 黒鉄の魚影」を超えるロケットスタートを切った。公開18日間で、興行収入が92億円を突破するなど大ヒットしている。
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