解説:「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」 話題の“幻のMS” デスティニーインパルスとは?

「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」に登場するフォースインパルスガンダム SpecIIのプラモデル「RG 1/144 フォースインパルスガンダム SpecII」
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「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」に登場するフォースインパルスガンダム SpecIIのプラモデル「RG 1/144 フォースインパルスガンダム SpecII」

 人気アニメ「機動戦士ガンダムSEED」シリーズの完全新作劇場版「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」のスタッフトーク上映会が4月2日、新宿ピカデリー(東京都新宿区)で開催され、“幻のMS(モビルスーツ)”について明かされたことが話題になっている。上映会には、アニメを手掛けるバンダイナムコフィルムワークスの仲寿和プロデューサーと3DCG制作デスクの藤田進夢さんが登場。登場予定だったが、見送られた機体として、デスティニーインパルス、グフイグナイテッドが紹介された。特に話題になっているのがデスティニーインパルスだ。そもそもデスティニーインパルスとは?

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 ◇デスティニーシルエット装備 ガンプラ再販も話題

 デスティニーインパルスは、「SEED」シリーズの企画「機動戦士ガンダムSEED DESTINY MSV」に登場するMS。「SEED DESTINY MSV」は、「SEED」シリーズに登場するMSの派生機などを紹介する企画で、デスティニーインパルスは、インパルスガンダムが大型のデスティニーシルエットを装備した人気MSだ。

 デスティニーインパルスは、あらゆる戦況に対応できる統合兵装システム試験運用型として開発され、そのコンセプトは、デスティニーガンダムに引き継がれることになる。巨大なテレスコピックバレル延伸式ビーム砲塔、エクスカリバーレーザー対艦刀に加え、ビームブーメラン、ビームシールドなど豊富な装備を備える。

 バンダイスピリッツのガンプラ(プラモデル)「RG 1/144 デスティニーインパルス」として立体化もされている。「SEED FREEDOM」が公開される少し前に、バンダイナムコグループの公式ショッピングサイト「プレミアムバンダイ」で再販が発表されたこともあり、「劇場版に登場するのでは?」などというファンの声もあった。劇場版には登場しなかったものの、検討されていたことが明かされ、ファンがザワついたわけだ。

 ◇見送られた理由 デスティニーかぶりも

 では、デスティニーインパルスの登場はなぜ見送られたのだろうか? 「SEED FREEDOM」のMSの多くはCGで表現されており、デスティニーインパルスのCGモデルを作る予定もあったという。

 「SEED FREEDOM」には、デスティニーガンダムを改修したデスティニーガンダムSpecII、インパルスガンダムを改修したフォースインパルスガンダムSpecIIが登場することと関係しているといい、上映会で、藤田さんは「監督からデスティニー(デスティニーガンダムSpecII)とかぶってしまう、だったらインパルスがいろんな武器を使って戦ってた方が差が出るという話がありました」と説明していた。

 デスティニーインパルスはアニメには登場していないMSということもあり、アニメで動く姿を見てみたいというはず。今後、何らかの形でアニメに登場することに期待したい。

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