負けヒロインが多すぎる!:テレビアニメが7月スタート A-1 Pictures制作 “負けヒロイン”声優に遠野ひかる、若山詩音、寺澤百花 温水和彦は梅田修一朗

「負けヒロインが多すぎる!」のビジュアル(C)雨森たきび/小学館/マケイン応援委員会
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「負けヒロインが多すぎる!」のビジュアル(C)雨森たきび/小学館/マケイン応援委員会

 小学館ガガガ文庫(小学館)のライトノベルが原作のテレビアニメ「負けヒロインが多すぎる!」が、7月から放送されることが明らかになった。3人の“負けヒロイン”のキャストも発表され、遠野ひかるさんが食いしん坊な幼なじみ系ヒロイン・八奈見杏菜、若山詩音さんが元気いっぱいのスポーツ系ヒロイン・焼塩檸檬、寺澤百花さんが人見知りの小動物系ヒロイン・小鞠知花をそれぞれ演じることが分かった。梅田修一朗さんが男子高校生の温水和彦を演じる。「ソードアート・オンライン」などのA-1 Picturesがアニメを制作することも発表された。

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 メインスタッフも発表された。北村翔太郎さんが監督を務め、横谷昌宏さんがシリーズ構成、川上哲也さんがキャラクターデザインを担当する。八奈見杏菜、焼塩檸檬、小鞠知花が描かれたビジュアル、第1弾PVも公開された。八奈見杏菜ら3人のヒロインが歌う「マケイン応援!カバーソングシリーズ」がエンディングテーマとなることも分かった。うち1曲は、八奈見杏菜が「LOVE2000」をカバーすることになり、第1弾PVで音源の一部を聞くことができる。

 温水和彦役の梅田さんは「普段は『主人公』たちと『負けヒロイン』たちを眺め、心のなかでツッコミをいれる。そんな一般男子生徒・温水和彦。けれども、真っすぐで、頼もしい一面もあったり……? 温水くんの魅力である『そういうとこ』を伝えられるように、心をこめて収録に臨んでいます! 僕にとっても、すでに、大切な作品です。収録現場をはじめ、いろいろな場所から、たくさんの人のマケイン愛を感じています。最高のアニメになりますように! どうぞよろしくお願いします! お楽しみに!」と話している。

 八奈見杏菜役の遠野さんは「タイトルの通り、恋に“敗れる”女の子にフォーカスした作品で、すがすがしい程に負けます。行き場を失ったどうしようもない気持ちを抱えたまま、いやが応でも過ぎていく日常を生きていく彼女たちは、どこまでも青く、切なく、いとしいのです! 杏菜は、天真らんまんな言動でいつも温水くんの脳内ツッコミを引き出していますが、実は周りをちゃんと見ていて、大事な時に大切な人を思いやれる可愛い子です。でもやっぱり何だか惜しい、マケインなんです。コロコロ変わる魅力的な表情を、ぜひアニメでお楽しみください!」とコメント。

 焼塩檸檬役の若山さんは「皆さん……一度は、『負けヒロインが勝つべきだろ!』って思ったこと、ありますよね……? その気持ちを救ってくれるのが、『負けイン』なんです……!! 元気で可愛い野生児負けヒロイン、焼塩檸檬ちゃんを、最高の形でお届けできるよう、全身全霊で頑張って参ります! どうか、皆の愛で檸檬ちゃんを救ってくれ~~!!」と呼びかけた。

 小鞠知花役の寺澤さんは「原作を読んだ時の小鞠の第一印象は、“癖強めな陰キャ”でした! 挙動不審でせりふの言い回しも独特なので演じるのが本当に楽しいです。負けヒロインにスポットライトが当たるのが新感覚ですし、ヒロインたちの負けっぷりも三者三様なので、応援したくなる負けヒロインたちにきっと出会えるんじゃないかと思います! 私も小鞠をより魅力的に演じられるように頑張ります!」と意気込みを語っている。

 同作は、雨森たきびさん作、いみぎむるさんイラストのライトノベル。第15回小学館ライトノベル大賞でガガガ賞に選ばれたことも話題になった。食いしん坊な幼なじみ系ヒロインの八奈見杏菜、元気いっぱいのスポーツ系ヒロインの焼塩檸檬、人見知りの小動物系ヒロインの小鞠知花といった負けヒロイン(マケイン)によるドタバタ青春ストーリーが描かれている。

 ◇スタッフ(敬称略)

 監督:北村翔太郎▽シリーズ構成:横谷昌宏▽キャラクターデザイン:川上哲也(A-1 Pictures)▽サブキャラクターデザイン:齋藤悠(A-1 Pictures)▽メインアニメーター:三浦琢光、竹田茜、原島未来(いずれもA-1 Pictures)▽ビジュアルボード:大谷藍生、有原慧悟▽プロップデザイン:木藤貴之▽色彩設計:村上彩夏(A-1 Pictures)▽美術設定:平義樹弥(A-1 Pictures)▽美術監督:畠山佑貴▽3D監督:栗林裕紀▽撮影監督:宮脇洋平(A-1 Pictures)▽音楽:うたたね歌菜▽音響監督:吉田光平▽音響効果:長谷川卓也▽制作:A-1 Pictures

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