鬼滅の刃:花江夏樹がパリ&ロンドンに “兄”から“妹”鬼頭明里にプレッシャー? 「刀鍛冶の里編」収録秘話

「ワールドツアー上映『鬼滅の刃』絆の奇跡、そして柱稽古へ」のパリでの舞台あいさつの様子(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
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「ワールドツアー上映『鬼滅の刃』絆の奇跡、そして柱稽古へ」のパリでの舞台あいさつの様子(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

 吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)さんの人気マンガが原作のアニメ「鬼滅の刃」の劇場上映企画「ワールドツアー上映『鬼滅の刃』絆の奇跡、そして柱稽古へ」の舞台あいさつが2月24日、仏パリで実施され、竈門炭治郎役の花江夏樹さん、「刀鍛冶の里編」の主題歌を担当したmiletさん、アニプレックスの高橋祐馬プロデューサーが登場した。

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 ワールドツアー上映では、新作テレビアニメ「柱稽古編」の第1話、「刀鍛冶の里編」の最終回となった第11話を上映。「刀鍛冶の里編」の最終回では、炭治郎と妹の禰豆子の兄妹のドラマが描かれる。花江さんは初めて台本を読んだ時のことを「とても炭治郎と禰豆子にとって重要なシーンだったので緊張しました。ただ禰豆子は初めて鬼になってからしゃべるシーンだったので、(禰豆子役の)鬼頭(明里)さんは僕以上に緊張していました」と話し、「なので兄としてアフレコが始まる前に『きょうのお芝居はとても良いものがでるんだろうね』とプレッシャーをかけていました(笑い)」と明かした。

 「刀鍛冶の里編」から続く「柱稽古編」の収録について、花江さんは「柱のみなさんは大先輩ばかりなので、一緒に演じていて安心感がありました。本当に炭治郎と柱の師弟関係のような雰囲気がアフレコ現場にもあったので、毎回リラックスしてアフレコに挑ませていただいております」と語った。

 最後に「これからも炭治郎を全力で演じて、世界中のみなさんに炭治郎の良さや炭治郎を応援してもらいたいという気持ちを届けられたらいいなと思っております。これからも頑張っていきますのでよろしくお願いします!」と呼びかけた。

 miletさんは、この日限りのスペシャルステージとして「刀鍛冶の里編」のエンディングテーマ「コイコガレ」、オープニングテーマ「絆の奇跡」を披露。ファンの手拍子や歓声が鳴り響き、会場全体が一体となって大きな盛り上がりを見せた。miletさんは「大好きな作品を大好きな人たちと一緒にこうして日本語でも一緒に歌うことができて、こんな愛されている『鬼滅の刃』の歌を歌えて本当に幸せだなと改めて思いました」と思いを語った。

 2月25日には、英ロンドンで舞台あいさつが実施され、花江さん、高橋プロデューサーが登壇した。初めてロンドンを訪れたという花江さんは「ハリー・ポッターがすごく好きなので、まず9と4分の3番線に行きました! 本当は、『鬼滅の刃』で来ているので、鬼殺隊でないといけないんですが、まずは魔法使いになってしまいました(笑い)。それに、先程ビックベンとバッキンガム宮殿に行かせていただきました。初めてだったんですが、一瞬でロンドンが大好きになりました」とあいさつした。

 花江さんは、炭治郎の成長について「彼は、どんどん強くなっているんですけど、またさらに強い鬼が出てくるんですね。なので彼はほんとに大変な人生だと思うんですが、その度に炭治郎が頑張っている姿を見て『自分も頑張ろう!』というふうに思えるような存在です」とコメント。「刀鍛冶の里編」では「竈門炭治郎 立志編」に登場した不死川玄弥(しなずがわ・げんや)、時透無一郎(ときとう・むいちろう)、甘露寺蜜璃(かんろじ・みつり)が再登場した。玄弥役の岡本信彦さん、無一郎役の河西健吾さん、甘露寺役の花澤香菜さんとのアフレコについて「彼らとは、10年くらい一緒に仕事をしていて、本当に呼吸がぴったり合うような収録だったので、全力で臨むことができました!」と振り返った。

 激戦となった上弦の肆・半天狗との戦いについては「今までの鬼は、どこか同情の余地があったんですが、彼は同情の余地がない鬼だったので、逆にすがすがしい鬼だなと思いました。みんな、半天狗が逃げているのを見て『逃げるな!』と怒りの気持ちがあったと思うんですが、僕もその気持ちを込めて演じました」と語った。

 最後に、花江さんは「初めてロンドンに来て、ファンの皆さんにお会いできて、すてきな笑顔が見られてとても幸せでした。これからも炭治郎たちの戦いは続いていきますので、ぜひロンドンから応援をしてあげてください」と締めくくった。

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