自主制作アニメ「メイクラブ」「呪いの人形」シリーズなどで知られるアニメーション作家の安田現象監督の劇場版アニメ「メイクアガール」のメインキャストとして、声優の種崎敦美さん、堀江瞬さんが出演することが分かった。堀江さんは17歳の高校生で天才科学者の水溜明(みずたまり・あきら)、種崎さんは明に“カノジョ”として作られた人造人間・0号をそれぞれ演じる。0号が描かれたライト版とダーク版の2種のティザービジュアル、超特報映像も公開された。2月7日に実施された発表会で新情報が発表された。
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「メイクアガール」は、短編アニメ「メイクラブ」をベースにした安田監督の初となる長編アニメで、現在より少しだけ先の未来を舞台としたサイバーラブサスペンス。人々の生活をサポートするロボット・ソルトを開発、製品化することに成功した天才的な頭脳を持つ少年・水溜明は、新たな発明に行き詰まり、友人からカノジョを作れば「パワーアップ」できるという話を聞き、人造人間のカノジョ・0号を科学的に作り出す。0号は、プログラムされた感情と、成長していく気持ちのはざまで揺れ動くことになる。
0号役の種崎さんは「オーディションではたくさん想像して、頭フル回転でテープ録(ど)りをさせていただきました。でも台本も映像も全て見て、全部知っているはずのアフレコでも、フルフルフル回転でした。収録後の疲労がものすごかったです。今は語れることが少ないのですが何に頭や心を使ったのか、ぜひ作品を見て確かめていただけたらと思います……! アフレコ後に監督が『ここからまだまだ、もっとブラッシュアップします』とおっしゃっていたので、作品の完成が私もとても楽しみです!」とコメントを寄せている。
水溜明役の堀江さんは「最近すっかり涙もろくなりました。日本中が涙した、の日本中には漏れなく入りますし、コメディーですら泣けてきます。不快なことをされれば昔より傷付き、歯がゆさを感じながら明日を渇望しています。そして誰かを、何かを好きになり、一喜一憂して、愛を知ってみたり。それなのに、急に憎らしくなったりしませんか? そうやって、人間であることを最大限に堪能しながら生きている全ての皆様に、ぜひ見ていただきたい作品です」と話している。
安田監督は「2021年にスタジオを立ち上げてスタートした初の監督長編アニメ映画、7名という少数のチームメンバーとともに、新しい表現の開拓、制作ワークフローの最適化などの工夫を重ねて、映像部分はなんとかほぼ完成というところまで持ってこられました。本当にみなさんに劇場でお届けできるのかという不安もありましたが、ようやく作品の発表ができることをうれしく思っています。自分の伝えたかったストーリーをぜひ劇場で見てほしいです。公開まで期待してお待ちください!」と語っている。
原作・脚本・監督:安田現象▽絵コンテ・演出:安田現象▽CG監督:安田現象▽音響ディレクター:今泉雄一▽音響効果:上野励▽音響制作:ソニルード▽音楽:末廣健一郎▽アニメーション制作:安田現象スタジオ by Xenotoon
0号:種崎敦美▽水溜明:堀江瞬
※種崎敦美さんの「崎」は「たつさき」
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