広瀬アリス:4月期ドラマ「366日」でゴールデン&月9初主演 HYの名曲に着想を得たオリジナル・ラブストーリ-(コメント全文)

4月期“月9”ドラマ「366日」で主演を務める広瀬アリスさん=フジテレビ提供
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4月期“月9”ドラマ「366日」で主演を務める広瀬アリスさん=フジテレビ提供

 俳優の広瀬アリスさんが、4月期のフジテレビ系“月9”ドラマ(月曜午後9時)「366日」で主演することが1月29日、明らかになった。広瀬さんはゴールデン帯(午後7~10時)のドラマに初主演。“月9”枠の主演も初めて。ドラマは、4人組バンド「HY」の名バラード「366日」の世界観に着想を得たオリジナルストーリーとなり、高校時代に実らなかった恋をかなえようと再び動きだした男女が、予期せぬ悲劇に直面しながらも、愛する人を思い続ける壮大なラブストーリーとなる。

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 楽曲「366日」は、HYが2008年にリリースしたアルバム「HeartY」の収録曲で、ボーカルの仲宗根泉さんが作詞・作曲を担当。かなわない恋を歌った失恋ソングとして、発売から16年がたった今も多くの人の心をつかんでいる。

 脚本は、2020年度前期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「エール」や「最愛」(2021年、TBS系)や「リバーサルオーケストラ」(2023年、日本テレビ系)などで知られる清水友佳子さん、監督は、「義母と娘のブルース」シリーズ(TBS系)や「JIN-仁-」シリーズ(同)、「ROOKIES」シリーズ(同)などドラマや映画の名作を数多く手がけてきた平川雄一朗さんが担当する。

 ストーリーは、音楽教室の事務受付をしている28歳の雪平明日香(広瀬さん)は、通っていた高校が廃校になることを知り、高校時代の同級生らと同窓会で通っていた校舎を訪れる。そこで、高校時代に好きだったクラスメートの水野遥斗と再会する。高校時代、遥斗にひそかに思いを寄せていた明日香は卒業式の日に思いを伝えることを決心するも、お互いの誤解も重なり、思いを伝えられないまま、離ればなれになっていた。

 「一生、忘れられない恋だった」と思いながら過ごしてきた明日香。同窓会が盛り上がり、連絡先を交換した明日香と遥斗は、2人きりで話す中で、高校時代、実は両思いだったことを知る。お互いの気持ちを誤解していたことに気づき、本当の思いを告白し合った2人は、12年越しに交際することに。同級生たちにも祝福され、この上ない幸せを手にした明日香だったが、ある日、遥斗を予期せぬ悲劇が襲い、意識不明の重体に。目覚めない遥斗の近くにいる明日香は、忘れていた遥斗や同級生たちとのさまざまな日々を思い出し……。広瀬さんは、12年前の高校時代と現代という異なる時間軸を演じ分ける。

 主演の広瀬さん、「HY」の仲宗根さんらのコメントは以下の通り。

 ◇広瀬アリスさんのコメント

 ――今作のオファーを受けた時の感想をお聞かせください。

 学生時代、ずっと聴いていたHYさんの「366日」は私の思い出の楽曲です。その楽曲にまつわる作品に出演させていただくこと、とてもうれしく思います。

 ――HY「366日」について、楽曲の印象は?

 恋愛において、あまり人に見せたくない心で思っていることをそのまま言葉として歌詞につづっている楽曲だと思います。

 ――ゴールデン帯の連続ドラマ及び“月9”初主演となります。意気込みをお聞かせください。

 まさか、自分の役者人生で月9の主演を務めさせていただくことになるとは、と心がざわついております。小さい頃から、“月9”というのは私の中では特別な枠です。これまでたくさんの素晴らしい方々がつないできた、月9という枠を次につなげられるよう、しっかり努めたいと思います。と言いつつ、考えすぎると私の場合、何も良いことないどころか空回りするので(笑い)。いつも通り、役に真摯(しんし)に向き合いたいです。

 ――演じる上で心がけようとしていることはありますか?

 心臓の鼓動さえも感じさせられるよう、感覚を研ぎ澄まして大切に演じたいです。

 ――視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。

 月9×ラブストーリーという王道になります。毎話毎話心が大きく動くかと思います。この作品を通して、人を愛し続けることに全力を注ぎますのでぜひ、見届けていただければ。

 ◇「HY」仲宗根泉さんのコメント

 ――ドラマ化決定を受けて。

 16年以上も前のこの曲が、まさかこうしてドラマ化されるなんて、喜びというより驚きの方が大きかったですが、今はただただ素直にうれしいです。ドラマを通して、「366日」からまた新たなラブストーリーが生まれることで、楽曲の意味も違って聞こえてくると思います。ぜひ、ドラマを見ながら、楽曲を聴きながら、あなたの中の「366日」を探してみてください。そして、私も一人の視聴者としてとても楽しみにしています。

 ◇プロデュース・狩野雄太さん(フジテレビ ドラマ・映画制作部)

 ――企画の経緯について。

 1年くらい前に、YouTubeを見ていたら偶然「366日」のPVが流れてきました。何回も何回も聴くうちに、“果たして人生で死ぬほど好きになった恋愛って何回あったのだろう?”とか、“大切な人が明日も同じようにいてくれるとは限らない。もしそういう時、自分はどうするのだろう?”と思うようになり、企画書を書きました。早速HYの事務所に連絡し、HYの皆様はじめご快諾をいただけました。HYの皆様にとっても、そしてこれまでこの楽曲を聴いてこられた方にとっても大切な楽曲をモチーフにラブストーリーを制作させていただくので身の引き締まる思いです。脚本は清水友佳子さんにお願い致しました。清水さんの脚本には、優しさや柔らかさがあると感じていまして、この物語に絶対合うと思いお願いしました。そして演出は平川雄一朗監督にお願い致しました。鋭いアイデアや熱い思いがみなぎっている監督なので必ずや素晴らしいドラマを一緒に作っていただけると確信しております。

 ――キャスティングについて。

 広瀬アリスさんは「知ってるワイフ」でご一緒させていただいた以来ですが、あの時は鬼嫁をやりながら天真らんまんな女子高生もやり、さらに独身の大人の女性も演じていただくという大変な難役を完璧に演じてくださって、個人的には感謝しかないですし、全幅の信頼を寄せております。現場も広瀬さんがいてくださるだけで明るくなりますし、一緒にドラマを作っていけるだけで、楽しみで仕方がないです。広瀬さんの喜怒哀楽を的確に演じていただける表現力もそうですが、広瀬さんご自身が持つ繊細さやはかなさを雪平明日香というキャラクターで見てみたいと思い、ご出演をお願い致しました。オファーを受けてくださってこの上ない幸せです。

 ――視聴者の皆さんへメッセージを。

 恋愛しないでもいい時代だとも思います。それでも「366日」の歌詞のように、誰かを深く好きになって胸が苦しくなったり、思いが叶(かな)った時にうれしくなったり、叶(かな)わなかった時に悲しくなることは、振り返った時に人生の中で宝物の一つなのかなと思います。人と人が巡り合い、心通わすことのかけがえのなさや、当たり前のことなんて必ず毎日そこにあるわけではないという中で、“想(おも)いがあれば困難は乗り越えることができるのか?”を描いたストーリーになっています。心動かすドラマにしていきたいと思っておりますので、ぜひご覧になっていただけたら幸いです。

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