私のはじめて:高橋ひかる “はじめての舞台”の思い出 けいこでの涙とお客さんの笑顔

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 今をときめくスターやアーティストにも、初出演、初イベント、初ライブなど必ず存在する“はじめて”の瞬間。そんな未経験ならではのドキドキの瞬間を、本人に振り返ってもらうのが「私のはじめて」です。今回は俳優の高橋ひかるさんに“はじめての舞台”の思い出を語ってもらいます。

ウナギノボリ

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 2022年に、初舞台となったミュージカル「リトル・ゾンビガール」で初主演もやらせていただき、初めてお客さんの前で芝居する経験をさせてもらいました。

 中学生の頃、地元の朗読会に出たことがありますが、人前でしゃべることや表現することに免疫がなかったので、めちゃくちゃ(せりふを)かんでしまって(苦笑い)。苦い思い出ですね。それを経てのミュージカルでしたが、わからないことだらけだし、うまく歌えなくてけいこで泣きました。ミュージカルの一線で活躍されている皆さんを見て、圧倒的な力の差に苦しみました。

 それでも、自分ができること、自分ができる表現にフォーカスを当ててやりました。難しかったし、苦しかったけど、お客さんが笑顔になってくださるのを肌で感じられました。どの作品でも賛否はあると思いますが、ちゃんと自分が役に自信を持ったり、誇りを持って演じられる。そんな役者になれたらと強く感じることができました。(談)

 ◇プロフィル

 たかはし・ひかる 2001年9月22日生まれ、滋賀県出身。2014年の「第14回全日本国民的美少女コンテスト」でグランプリを受賞。2016年に映画「人生の約束」で俳優デビューした。2023年はドラマ「ハレーションラブ」(テレビ朝日系)や生配信ドラマ「あの夜にであえたら」で主演を務めたほか、映画「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」の吹き替えも担当した。「リビングの松永さん」(カンテレ・フジテレビ系、火曜午後11時)が1月9日から放送スタート。

 ※高橋さんの高ははしごだか。

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