宇野祥平:「ブギウギ」ゴンベエさんが阿久悠役に 70年代のアイドル誕生秘話をドラマ化 共演に宮沢氷魚

特集ドラマ「アイドル誕生 輝け昭和歌謡」のビジュアル(C)NHK
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特集ドラマ「アイドル誕生 輝け昭和歌謡」のビジュアル(C)NHK

 放送中のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ブギウギ」(月~土曜午前8時ほか)でヒロイン・スズ子(趣里さん)の実家、銭湯「はな湯」の従業員・ゴンベエを演じている俳優の宇野祥平さんが、12月1日午後9時からNHK・BSプレミアムとBS4Kで放送される特集ドラマアイドル誕生 輝け昭和歌謡」で主演を務めることが11月9日、明らかになった。宇野さんは、作詞家の阿久悠さんを演じる。

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 併せて、俳優の宮沢氷魚さんが作曲家の都倉俊一さんを演じることも分かった。堀部圭亮さん、酒向芳さん、安藤玉恵さん、仙道敦子さん、萩原聖人さんらも出演する。

 ドラマは、1970年代初頭に日本中を熱狂させた「アイドル」誕生の物語。売れっ子作詞家の阿久さんを刺激したのが、音楽プロデューサー・酒井政利さんが世に出した山口百恵さんの存在だった。百恵さんデビューから遅れること3年、阿久さんらは「ピンク・レディー」をデビュー(1976年)させて大ヒットを連発。歌謡界は黄金時代を迎える。

 宇野さんは「何かと闘ったり競ったりすることが、最近は悪い事のように言われる気がします。 何かわからないものに負けまいと闘う阿久悠さんのこの物語は、時に隠せない程大きい闘争心が、少し格好悪くも美しく、何だか覇気が無い、もしくは覇気の向けどころの無い、そんな鬱屈としたものを抱えた人に見てもらえたらと思います。見たら阿久悠さんの歌を聴きたくなると思います。そして、その歌はきっと自分たちの闘う力を鼓舞するものであると思います」とコメント。

 宮沢さんは「数々のヒット曲を生み出した都倉俊一さんを演じさせて頂けて本当に光栄でした。阿久悠さんと手掛けた曲は僕が生まれる前のものですが、知っているものばかりで改めてお二人の偉大さに気付かされました。 撮影を終えて、みなさんに見て頂きたいシーンはたくさんあるのですが、何より阿久さんとの二人のシーンは見どころです。しっかりと信頼関係のある都倉さんと阿久さんだからこそ出る素の二人を楽しんで頂きたいです」とアピールした。

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