朝ドラ:「まんぷく」再放送 “盗電”で鈴さんと萬平さんの言い分一致 ファンは「いいコンビ」と温かい目

2018年度後期のNHK連続テレビ小説「まんぷく」で“ぶしむす”ことヒロインの母・鈴を演じた松坂慶子さん
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2018年度後期のNHK連続テレビ小説「まんぷく」で“ぶしむす”ことヒロインの母・鈴を演じた松坂慶子さん

 安藤サクラさんが主演を務めた、2018年度後期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「まんぷく」の第22回が、BSプレミアムとBS4Kで10月26日に再放送され、鈴(松坂慶子さん)と萬平(長谷川博己さん)の言い分が珍しく一致する姿が描かれた。

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 「まんぷく」は、インスタントラーメンをこの世に生み出した実業家・安藤百福(ももふく)さんとその妻、仁子(まさこ)さんの半生がモデルのドラマ。萬平と福子(安藤さん)の“萬福(まんぷく)夫婦”の歩みを描く。

 第22回では、福子たちが疎開して1カ月。福子と鈴は台所仕事をしており、手持ち無沙汰な萬平が、散歩に出かけると、川で魚取りをしている子供たちに遭遇する。一緒に網で魚をつかまえているうちに、もっと効率よく魚を取る方法を思いついた萬平は早速、自身のアイデアを実現する。

 川の近くの電柱から電気を引き(盗み)、魚を感電させることに成功。思わぬ“大漁”に子供たちは大喜びで、萬平や福子、鈴もその日は焼き魚で腹を満たすことに……。

 川魚は好きではないと言っていた鈴だが、すっかりご機嫌で、いつもは小言をぶつけてばかりの萬平と、醤油が合う、味噌が合うと仲良さそうに楽しい食事の時間を過ごす。そこへやって来たのは村役場の職員。川に電気を流して魚を取ったことをとがめられる萬平だったが、「僕は謝らない」「謝る理由がない」とムスッとして頭を下げることを拒否する。

 萬平に代わって謝る福子。鈴も「郷に入れば、郷に従え。よそ者が勝手なことをしてはいけないのよ」と萬平をなだめ、その場は丸く収まると思ったが、今度は家に勝手に電気を引いていることを職員は指摘。萬平は「電気がないと困るじゃないですか」とふてくされ気味で、鈴は「そこは見逃してください」と懇願する。

 さらに萬平が「そこはいいじゃないですか」と口にすると、鈴も「そうよ」と追随し、「小さいことをごちゃごちゃ言わない」と、“小さいこと”として済まそうとする。萬平が大きくうなずくと、鈴は「私は武士の娘です」と“伝家の宝刀”を抜いてみせるが、事態は収拾せず。一人福子は「電気代は払いますから」と謝り通し……と展開した。

 SNSでは「電気漁は非難しても家の電気は譲らない鈴さんと開き直る萬平さん、悪い事で気が合う2人」「盗電がバレて地元の人たちに言い訳するときには、ぶしむすと萬平さんが意見を一致させてるのにちょっと笑っちゃう」「鈴さんと萬平さんタッグが最高だな」「いいコンビだわ。萬平さんと鈴さん」とファンは温かい目で見守った。

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