ブギウギ:水川あさみが語るヒロインの母ツヤ 「大きな風呂敷で包み込んでくれるような懐が深い女性」

連続テレビ小説「ブギウギ」に出演する水川あさみさん(C)NHK
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連続テレビ小説「ブギウギ」に出演する水川あさみさん(C)NHK

 俳優の趣里さんがヒロインを務める2023年度後期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ブギウギ」(月~土曜午前8時ほか)で、ヒロイン鈴子の母ツヤを演じる水川あさみさん。ツヤは、銭湯「はな湯」の番台に座り、銭湯経営の屋台骨を支えている。しっかり者で義理と人情に厚く、子供たちのことを第一に思う優しい母親だ。水川さんが「ブギウギ」の共演者や撮影の裏側などについて語った。

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 水川さんは1983年生まれ、大阪府出身。「ブギウギ」への出演は、「この作品に参加して、私は関西人で良かったと心底思いました。大阪が舞台のお話だというのは、やはり大阪出身の私としてはとてもうれしいですね」と喜んでいる。水川さんのせりふ回しは「これぞ王道の大阪弁。お見事!」などと視聴者から絶賛の声が上がった。

 水川さんが演じるツヤは「これまできっと苦労したことも多かったでしょうが、そう思わせないような元気さや振る舞いなどがとても共感できて、女性としてすてきだなと思います。花田家をすごく愛していて、まるで大きな風呂敷で包み込んでくれるような懐が深い女性です」と表現。

 「ツヤは鈴子の人格形成に一番影響を与えているのだと思います」といい、「ツヤのエネルギッシュでとてもパワーのある感じや、たとえ悪いことが起きたとしてもそういうものもはねのけるような意志の強さやユーモアは、自然と鈴子が育つ環境の中で受け継がれていく。そういうことを意識しながら、ツヤを演じています」と語る。

 「ツヤの言葉を鈴子が求めるシーンもたくさんあります。もちろん、お父ちゃんの梅吉に相談することもあるのでしょうが、何かを決意するときや、その道に進みたいと一歩踏み出すときにツヤの言葉を待っている気がします」と鈴子の指針となる存在だ。

 夫・梅吉役を演じる柳葉敏郎さんとは「柳葉さんとも初共演ですが、柳葉さんからも『こういうふうに動きたいんだけどおかあちゃん大丈夫?』と相談をいただいたりしながらやっています」といい、「せりふの前後にアドリブを追加する場面もあるのですが、大阪ことばのやり取りやノリは、イントネーションが大変だったり独特のリズムがあるので、2人で楽しみ、模索しながら演じています」と劇中同様、仲良し夫婦で楽しみながら演じられているようだ。

 視聴者に向けて、「朝は、その日のテンションを左右するとても大事な時間だと思います。そんなひとときにこのドラマをご覧いただき、明るい気持ちで1日を過ごしてもらえたらうれしいです。これからストーリーが展開するにつれて時には波乱もありますが、鈴子を応援したくなると思いますので、ぜひ楽しんでご覧ください」とメッセージを送っている。

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