転職の魔王様:「どんな形でもいいから、人とつながることを諦めないで」“来栖”成田凌&“君雄”金子ノブアキの言葉に反響

連続ドラマ「転職の魔王様」第9話の一場面=カンテレ提供
1 / 1
連続ドラマ「転職の魔王様」第9話の一場面=カンテレ提供

 俳優の成田凌さん主演の連続ドラマ「転職の魔王様」(カンテレ・フジテレビ系、月曜午後10時)の第9話が9月11日、放送された。同話では、成田さん演じる来栖嵐が、シェパードキャリア社長の落合洋子(石田ゆり子さん)らと、洋子の元・恋人で引きこもりの五十嵐君雄(金子ノブアキさん)を助けようとする姿が描かれ、来栖と君雄の言葉が視聴者の反響を呼んだ。

ウナギノボリ

 洋子は、ある人物からの電話で、青ざめて社を飛び出す。向かったのは、洋子が唯一担当している求職者・君雄の家。部屋に閉じこもった君雄が命を絶つかもしれないと両親に助けを求められたのだ。君雄は無事だったが、洋子がドア越しに声を掛けても「帰ってくれ」の一点張りだった。

 帰社した洋子は、転職活動の記録がない君雄が気になっていたという来栖に、君雄と恋人だった過去を打ち明ける。13年前、旅行代理店に勤めていた洋子は、小学校教諭だった君雄と恋人になり結婚も考えていた。だが突然、君雄は辞職し、その理由を明かさないまま洋子に別れを告げた。以来10年間引きこもっているという。恋人の異変に気づけなかった洋子は自分を責め、いつか君雄の社会復帰の足がかりになればとシェパードキャリアを始めたのだ。

 話を聞いた未谷千晴(小芝風花さん)は、洋子のためにできることを考える。思いは来栖も同じで、2人は君雄の家を訪れて母親と面会する。一方、君雄は就職先を紹介に来た洋子を「君の顔は、もう見たくない」と突き放し、探さないでくれと書き置きを残して部屋を抜け出してしまう。君雄を見つけた洋子が、君雄の教え子がいじめで不登校になってしまった過去を知ったことを話すと、君雄は、不登校になった生徒を訪ねて「どんな形でもいいから、人とつながることを諦めないでほしい」と言葉をかけたが、生徒からは拒絶されたことを明かす。

 教え子を救えなかったことを悔やみ、引きこもりになった君雄を、洋子はシェパードキャリアに連れて行く。そこでは、引きこもりの社会復帰に向けた交流会を開催しており、その場には不登校になった君雄のかつての教え子の姿が。社会復帰をしていた教え子は、かつての君雄の「どんな形でもいいから、人とつながることを諦めないでほしい」という言葉があったから復帰できたと話し……と展開した。

 同話では、教え子の話す姿を見た君雄は涙を流しつつ、自分は生産性のない引きこもりだから簡単にはやり直せないとその場を去ろうとするが、そんな君雄に来栖が「過去は変えられません、でも未来は変えられます。いつまでも過去に捉われず、今を生きてください」「どんな形でもいいから、人とつながることを諦めないでください」と言葉をかけるシーンが描かれた。

 来栖がかつての君雄の言葉を本人に投げかける姿に、SNSでは「『人とつながる』かあ。大事なことだよね」「つながりすぎる世の中に疲れることもあるけど、それでもつながりは人生に必要」「『人とつながるのを諦めない』って本当に大事」「マジで人とのつながり大事……社会との関わりは断たないほうがいい」「泣けた。人とのつながりを諦めなければ、どうにかなる」など共感する声が続々とあがっていた。

テレビ 最新記事