転職の魔王様:「求められることより、やりたいことをやるべき」“天間”白洲迅のせりふに共感続々 「ただの良い人」に驚きも

連続ドラマ「転職の魔王様」第8話の一場面=カンテレ提供
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連続ドラマ「転職の魔王様」第8話の一場面=カンテレ提供

 俳優の成田凌さん主演の連続ドラマ「転職の魔王様」(カンテレ・フジテレビ系、月曜午後10時)の第8話が9月4日、放送された。同話では、成田さん演じる来栖嵐の同業者で、求職者から“天使様”と呼ばれている転職エージェント・天間聖司(白洲迅さん)が登場し、求職者にかける言葉に視聴者から共感の声が集まった。

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 初対面の来栖嵐(成田さん)に意味深な言葉を投げ掛けた謎の男・天間。後日、来栖と未谷千晴(小芝風花さん)は、フリーライターの石岡遥太(飯島寛騎さん)から面談のためにカフェに呼び出される。石岡は、手間を省くために別の大手転職エージェントの担当者も呼んでいるという。2社が対決するような状況に千晴が戸惑っていると、同業者であることを隠していた天間が現れる。

 大学卒業後、フリーライターとして活動していた28歳の石岡は、有名メディアへの掲載実績もあることから自己評価が高く、正社員になるのは市場価値を更に高めるためだという。だが、来栖はブランクがあることから、石岡を「正社員になりたいフリーターとして選考される」と未経験者扱いして怒らせる。

 天間は来栖の意見に一定の理解を示しつつ、石岡の考えを尊重。プライドを傷つけない話術で希望条件を広げていく。その「優しく親身に」をモットーとした、来栖とは真逆な天間のやり方に心酔した千晴は、広沢絵里香(山口紗弥加さん)らに天間の有能ぶりを熱弁する。だが、横山(前田公輝さん)は何かひっかかる様子。実は、天間はその仕事ぶりから求職者から“天使様”と呼ばれていたのだった。

 数日後、来栖と千晴、天間は石岡に企業を紹介する。石岡は、天間の提案した知名度の高い会社に食いつく。結局、石岡は天間の紹介した企業から内定が出て働き始めるが、その後、石岡が入社した企業に2週間で退職願を出したことが分かり……と展開した。

 退職願を出したあと、千晴の誘いでシェパードキャリアを訪れた石岡は、来栖と天間に、退職した理由が社内から過度のプレッシャーをかけられていたことだと明かし、すべてお膳立てした天間のせいだとぶちまける。その後、再び石岡と面会の機会を持った天間は、石岡が昔に書いた旅行ブログ記事が最高の文章だったと伝え、自分らしさを失っていた石岡に「自分らしさで勝負すべきです。この武器でやってみませんか。求められることより、やりたいことをやるべきです」と説得。石岡の心を動かし、退職願を出した転職先に戻る決意をさせるのだった。

 天間の心のこもった説得に、SNSでは「そうだよね、せっかく転職するのにやりたいことができないんじゃ転職しないのも同様だよな」「自分らしさで勝負。職場でも言いたいことが言えるって大事」「人の心を動かすのは自分の楽しいって気持ちだよな」などと共感の声が上がった。

 また、天間がどこか怪しさを漂わせるキャラクターだったことから、最後まで求職者のことを考えて動く姿に、「ただの良い人だった」「悪い本性が出ると思ったら一生懸命な人だった」「心配されてた黒幕じゃなかった」「怪しく見えたけど実はめちゃくちゃいい人だった……疑ってすみません」など、驚く声もあがっていた。

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