前田敦子:「小津映画」のリメークドラマ第3話で主演 「とても覚悟のいる役でした」

「連続ドラマW OZU〜小津安二郎が描いた物語〜」第3話に出演する(左上から時計回りに)前田敦子さん、高良健吾さん、前田旺志郎さん、渡辺いっけいさん、片山友希さん=WOWOW提供
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「連続ドラマW OZU〜小津安二郎が描いた物語〜」第3話に出演する(左上から時計回りに)前田敦子さん、高良健吾さん、前田旺志郎さん、渡辺いっけいさん、片山友希さん=WOWOW提供

 俳優の前田敦子さんが、WOWOWで11月12日から放送が始まる「連続ドラマW OZU~小津安二郎が描いた物語~」で、第3話「非常線の女」の主演を務めることが明らかになった。

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 連続ドラマは映画監督・小津安二郎さんの初期のサイレント映画をオムニバス形式で、現代に置き換えた設定でリメーク。カラー映像で音声付き。第3話では、1933年に公開された「非常線の女」をリメークする。前田さんのほか、高良健吾さん、片山友希さん、前田旺志郎さん、渡辺いっけいさんが出演する。

 時子(前田さん)は昼に歯科助手の仕事をする一方で、元ボクサーの恋人・拓実(高良さん)らと美人局(つつもたせ)など悪事を働く日々を送っていた。ある日、拓実は仲間のユウキの姉・彩(片山さん)から、弟を巻き込まないでほしいと頼まれる。その願いを一蹴した拓実だったが、凛(りん)とした彩の姿に惹(ひ)かれていく。拓実の異変を知った時子は不安を抱き、彩に接触する……と展開する。

 前田さんは「小津監督のサイレント映画のリメークを作り出すと聞いて心が躍りました。そしてこうして参加できて本当にうれしいです。時子は愛する人の手を離さないように暗闇の中、生き抜こうとしているとても覚悟のいる役でしたが、松本監督が静かにでもしっかり中心に立っていてくれたので現場の熱量がすごくあっという間の7日間でした」と語った。

 「連続ドラマW OZU〜小津安二郎が描いた物語〜」は、11月12日から毎週日曜午後10時にWOWOWプライム・WOWOW4K・WOWOWオンデマンドで放送・配信される。全6話。

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