佐野菜見さん:人気マンガ「坂本ですが?」「ミギとダリ」作者が死去 36歳

佐野菜見さんの「坂本ですが?」(左)と「ミギとダリ」(C)佐野菜見/KADOKAWA
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佐野菜見さんの「坂本ですが?」(左)と「ミギとダリ」(C)佐野菜見/KADOKAWA

 人気マンガ「坂本ですが?」「ミギとダリ」で知られるマンガ家の佐野菜見さんが、8月5日にがんのため、死去していたことが分かった。36歳だった。告別式は8月7、8日に執り行われた。

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 佐野さんは1987年4月17日生まれ、兵庫県出身。2010年4月に「Fellows!(フェローズ)」(KADOKAWA)に掲載された読み切り「ノンシュガーコーヒー」でデビュー。2011年8月に読み切りとして発表した「坂本ですが?」が人気となり、2012年4月に同誌で連載を開始し、テレビアニメ化されるなどヒットした。

 「ハルタ」(同)で2017年7月~2021年11月に連載された「ミギとダリ」も人気を集めており、10月からテレビアニメが放送されることも話題になっている。

 「ハルタ」の公式X(ツイッター)で佐野さんの家族のメッセージが公開され、「娘の菜見は進行の早い癌(がん)により闘病1カ月という早さで8月5日に旅立ちました。ご愛読いただきましてありがとうございます」とつづられている。

 ハルタ編集部は「佐野さんは『ミギとダリ』の連載を終え、アニメの監修などをこなしながら新連載の打ち合わせを進めているところでした」と説明。「病気が見つかって入院する前に『これを乗り越えたら、すごいマンガが描ける気がします』と言っていました。とにかくマンガにまっすぐな方でした。面白いマンガを描くため、マンガ家として成長するための努力を楽しんでできる人でした」とつづった。

 「佐野さんの作品『坂本ですが?』『ミギとダリ』は多くの人を笑顔にしてきました。この先も多くの人に笑っていただけると幸いです。10月からは『ミギとダリ』のアニメの放送も始まります。佐野さんはアニメの出来の良さにとても喜んでいました。こちらも楽しんでいただけるとうれしいです。編集部一同、佐野菜見さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます」とコメントを寄せている。

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