安田顕:福原遥の父親役が話題に 「18/40」ドラマPが明かす、涙の妊娠報告シーンの裏側

連続ドラマ「18/40~ふたりなら夢も恋も~」の一場面(C)TBS
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連続ドラマ「18/40~ふたりなら夢も恋も~」の一場面(C)TBS

 福原遥さんと深田恭子さんがダブル主演を務める火曜ドラマ「18/40~ふたりなら夢も恋も~」(TBS系、火曜午後10時)。8月8日放送の第5話では、18歳の妊婦・仲川有栖(福原さん)がついに出産する展開に。そんな有栖を男手一つで育ててきた父・市郎を演じる安田顕さんについて、SNSでは「演技がすごすぎて涙出る」と話題になっている。今作を手がける韓哲プロデューサーに、安田さんの起用理由や撮影の裏側を聞いた。

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 ◇脚本家が安田顕をイメージし、「市郎」が誕生

 ドラマは、夢に向かって歩き始めた18歳の妊婦・仲川有栖と、もうすぐ40歳で恋は後回しなビジネスパーソン・成瀬瞳子(深田さん)の2人が、年の差を超えたシスターフッド(女性同士の絆)を築く。今の時代の女性の生き方や葛藤をそれぞれの目線で描く。

 安田さん演じる市郎は消防士。7年前に妻である真理(美村里江さん)を亡くし、男手一つで有栖を育ててきた。そんな市郎を、どうしても安田さんに演じてもらいたいと考えていたという韓さんは、「『安田さんしか思いつかなかった』という視聴者からの声がありましたが、わたしも本当にそう思っていました。市郎は物語のキーパーソンなので、安田さんに演じていただけるかどうかは大きな境目で、引き受けていただいたときは脚本の龍居(由佳里)さんと喜び合いました」と振り返る。

 実は、安田さんの出演が決まる前から、脚本を手がける龍居さんは、安田さんを思い描きながら、市郎を書いていたという。韓さんは、「安田さん自身の年齢も全く同じで、安田さんにもお嬢さんがいらして。安田さんにしかできない最高の市郎さんを演じてくださるのは間違いないと思っていました」と話す。

 ◇涙の妊娠報告 「子供は堕ろせ」というセリフも

 第3話(7月25日放送)では、有栖が妊娠したことを市郎に伝える展開に。突然の告白を信じられない様子の市郎は、相手とは別れ、一人で産んで育てる、と目に涙を浮かべながら話す有栖に、「そんなことできるわけないだろう! 別れようが何しようがな、とにかくその男連れてこいよ!」と声を張り上げる。

 また、「子供を産んで育てるのがどれだけ大変なことか分かってるか? 親2人いたって大変なんだよ。それをまだ子供のお前が、1人でなんて無理に決まってるだろ!」と訴え、「子供は堕(お)ろせ」と伝える様子が描かれた。

 SNSでは、「安田顕さんには泣かされた」「安田顕さんって涙誘う役者だよね」「気持ちのあふれ方がすごかった」「安田顕さんのパパが最高に好き」といったコメントが並び、注目されていたが、韓さんも感動したという。

 龍居さんとは、「堕ろせ」というセリフを使うかどうかについて、最後まで話し合いが続いたというが、「本心ではそんなことを思っていなくても、心ないことを言ってしまうのが親子ではないかと思って。あの言葉が残りました」と明かす。

 このシーンの撮影は、長い時間をかけたといい、「福原さん、安田さんのこのシーンにかける気持ちがすごく強くて。撮影で福原さんが力を出し切れるように、安田さんがいろいろと発言されていたのは印象的でした」と振り返る。

 父娘を演じる安田さんと福原さんについて、芝居の波長が合っているようにも感じたといい、「(安田さんは)懸命にぶつかってくる福原さんとの芝居が、とてもやりがいを感じられているように思えて。福原さんとのお芝居が楽しそうでした」と話していた。

 そんな安田さんの魅力について、「お芝居はその人の生き方が出てしまうものだと思っていて、唯一無二というか、安田さんじゃないと出せないものが今回の市郎役でも確実にある」と話した韓さん。有栖の出産後、市郎はどんな姿を見せてくれるのか。今度も注目だ。

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