世界最大級のコスプレの祭典「世界コスプレサミット(WCS)2023」が、8月4日から愛知県名古屋市で開催されている。2日目となる5日、オアシス21(名古屋市東区)で実施されたオープニングステージに愛知県の大村秀章知事が登場。大村知事は、人気アニメ「犬夜叉」の犬夜叉のコスプレ姿で登場し、イベントを盛り上げた。大村知事は、同イベントでさまざまな人気作のキャラクターのコスプレを披露することが恒例となっており、「ディープなキャラを毎年やっているので、慣れてきました」とコメント。「ぜひともイベントを楽しんでいってください」と呼びかけた。
WCSは、2003年にスタートしたコスプレイベントで、今回は21回目となる。2020年は新型コロナウイルス感染症の影響により初のオンライン開催となり、2021年は一部のリアルイベントを再開。2022年は世界各国の代表コスプレーヤーが約3年ぶりに名古屋に集結し、リアルとオンラインのハイブリッドで開催された。昨年は、日本への入国が制限されていたこともあり、12カ国の参加にとどまったが、今年は34の国と地域が参加。最大級のコスプレの祭典が“完全復活”した。
8月5日には、コスプレの世界一を決める「ワールドコスプレチャンピオンシップ 2023」の決勝大会が開催され、各地で実施された予選大会を勝ち抜いた33の国と地域のチームが出場する。今年はエジプトが初出場するほか、審査員として人気ゲーム「ドラゴンクエスト」シリーズの生みの親の堀井雄二さんが初参加する。声優の古谷徹さんが審査委員長を務め、昨年の各国代表のコスプレーヤーも審査員として参加する。
WCSは、オアシス21を中心にコスプレイベントが開催される。最終日となる8月6日には名古屋・大須でコスプレパレードが実施される。