王様戦隊キングオージャー：“ヒメノ”村上愛花＆“リタ”平川結月が語る“ギラ”酒井大成の“座長”ぶり

　スーパー戦隊シリーズ「王様戦隊キングオージャー」（テレビ朝日系、毎週日曜午前9時半）の映画「王様戦隊キングオージャー アドベンチャー・ヘブン」が7月28日に公開される。クワガタオージャー／ギラ役の酒井大成さん、カマキリオージャー／ヒメノ・ラン役の村上愛花さん、パピヨンオージャー／リタ・カニスカ役の平川結月さんに、周囲の反響、印象の変化、映画の見どころを聞いた。

ウナギノボリ

インタビュー：筧美和子　30歳、原点のグラビアに立ち返った

　◇「みんなに支えてもらっている」

　－－放送開始から4カ月ほど経ちました。現在の心境と反響を聞かせてください。

　酒井さん　あっという間です。友達や同業者の方から「大成が出ているから見ている」といった連絡をもらっていて、うれしいです。

　村上さん　映画が公開される頃は撮影開始から折り返しが過ぎているぐらいです。作品の中でずっと新しいことをやっているから、そんな感じは全然しないです。久しぶりにスーパー戦隊を見たという人から「今のスーパー戦隊はこんなにすごいのか」と驚かれることも多く、反響は大きいなと感じています。キャスト同士でも放送後にLINEでよく話しています。

　平川さん　（体感は）一瞬でした。友達が、子供が番組を見ている姿やキングオージャーのおもちゃで遊んでいる動画を送ってくれるのですが、とても可愛いです。（子供からは）パピヨンちゃんと呼ばれています。小さい子から反応をいただく機会はあまりないので、新鮮でうれしいです。

　－－酒井さんは現時点までの感想は？

　酒井さん　みんなに支えてもらっている感覚です。普段から助けられています。

　村上さん　（酒井さんが）ありのままでいてくれて、私たちも救われています。みんなが「一緒に頑張ろう」という雰囲気に自然となります。本人は意識しているつもりはないんです。それがまた、いい空気感を作っています。

　平川さん　別にふわふわしているわけではないけど、マスコットキャラクターのように、いてくれるだけで和みます。大成は一番撮影シーンが多く大変なのに笑顔でいるから、自分も頑張らなきゃと思えます。

　酒井さん　引っ張っていくタイプではないことを自覚しているからこそ、ありのままでいようと思っています。ただ細かい気づかいはできるようには意識しています。

　◇「どんどん可愛いキャラに」

　－－普段の酒井さんはどういう方ですか？

　平川さん：最初は物静かで、私たちが盛り上がっていても自分のペースで楽しむタイプかなと思っていました。最近はポワポワして笑顔で座っていて、どんどん可愛いキャラになってきています。ちょっと変わってきました。

　村上さん　よくボケるようになった気がします。ここまで言ったらダメという線引きを絶妙に超えて深いところで、どんどんクロストークしていく感じはあります。

　－－酒井さんから見て、村上さん、平川さんの変化は？

　酒井さん　ゆづやん（平川さん）は最初お姉さん気質だと思っていたら、最近ちょっと妹的な部分も見えてきました。しっかりしているけど、おちゃめな部分もあります。マリー（村上さん）はしっかり者だけど天然なのではと疑っていたら、最近かなり天然だと確信して、自分と似ているなとも思います。

　－－映画の撮影で大変だったことは？

　酒井さん　300人以上のエキストラの方が参加して撮影した戴冠式は、気を張って大変でしたが、それがエネルギーにもなって「やってやるぞ！」という気持ちになりました。

　村上さん　戴冠式のシーンは声も届きにくい環境で難しさはありました。人数が多い分、いろいろな角度から撮っていくのにも大変さは感じました。

　平川さん　リタはテレビシリーズとはちょっと違った一面を見せています。感情を表に出すシーンが多く、案配をこだわったので大変だったなとは思います。

　－－映画の見どころをお願いします。

　酒井さん　クライマックスで変身して戦うところや、戴冠式のシーンはド迫力な映像となっているので、注目して見ていただければと思います。

　映画「王様戦隊キングオージャー アドベンチャー・ヘブン」は、ギラが国王に就任しようとしたところ、思わぬ試練に見舞われ……という展開。映画「仮面ライダーギーツ 4人のエースと黒狐」と同時上映される。（取材・文・撮影：遠藤政樹）