光る君へ：凰稀かなめが大河ドラマ初出演　女流歌人・赤染衛門役　人物像は「良妻賢母と色気、二つの顔を持つ女性」

　吉高由里子さんが主演を務める2024年のNHK大河ドラマ「光る君へ」の新キャストが、公式ツイッターで7月25日に発表され、元宝塚歌劇団宙組トップスター・凰稀（おうき）かなめさんが赤染衛門役で出演することが分かった。

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　凰稀さん演じる赤染衛門は女流歌人。藤原道長（柄本佑さん）の妻・源倫子（黒木華さん）のもとに女房として出仕し、一条天皇（塩野瑛久さん）の中宮となる娘の藤原彰子（見上愛さん）にも仕えた。姫たちに学問を指南するうちに、文学好きなまひろ（吉高さん）と交流することになる役どころだ。

　凰稀さんは大河ドラマ初出演で、「子どもの頃から家族全員で大河ドラマを見ていたので、家族で見る幅広い年齢層向きのドラマという印象が強いです。年間通して一つの物語を作り上げる大作！　オファーいただけるとは思ってもみなかったので、信じられない気持ちでいっぱいです」とコメントを寄せた。

　赤染衛門については、「赤染衛門という歌人を知らず、いろいろ調べました。資料は少ないですが、良妻賢母で賢い女性というイメージが多く、歌の内容を見るととても色気のある女性を連想させます。そんな二つの顔を持つ女性を、（脚本の）大石静先生がどう描いてくださるのかとても楽しみです」と語った。

　「光る君へ」は、平安時代が舞台で紫式部が主人公。紫式部は平安中期に、のちに世界最古の女性文学といわれる「源氏物語」を書き上げた。きらびやかな平安貴族の世界と、懸命に生きて書いて愛した女性の一生を映し出す。