ドラマ1週間：上白石萌歌が「パリピ孔明」で人生初の髪をブリーチ　蒼井優が「ブギウギ」で朝ドラ初出演＆出産後初ドラマ

　1週間の主なドラマのニュースをまとめて紹介する「ドラマ1週間」。今回（6月17～23日）は、上白石萌歌さんが「パリピ孔明」（フジテレビ、水曜午後10時）の役作りで人生で初めて髪をブリーチした話題、俳優の蒼井優さんが、趣里さんが主演する2023年度後期のNHK連続テレビ小説（朝ドラ）「ブギウギ」で朝ドラ初出演し、昨年8月に第1子となる女児を出産してから初のドラマ出演となることが話題になった。前後編で取り上げる。

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　俳優の上白石萌歌さんが、今秋放送スタートする向井理さん主演の連続ドラマ「パリピ孔明」に出演することが6月21日、明らかになった。上白石さんが向井さんと共演するのは初めて。また、フジテレビの連続ドラマのレギュラー出演も初めてとなる。「パリピ孔明」は、三国志の英雄で天才軍師・諸葛孔明（向井さん）が現代の日本に転生し、ハロウィーンでにぎわう夜の渋谷に降り立つ。歌手を目指す月見英子（上白石さん）の歌に心を打たれ、自ら軍師（マネジャー）となって英子をサポートしていくことを決意する……という“音楽青春コメディー”。上白石さんは「英子に近づくために人生で初めて髪のブリーチをしました。完成後の自分の姿を鏡で見た時、自然と『イェーイ！』と声が漏れたので、その瞬間からバイブスが自分の体に流れ始めたのを覚えています（笑い）」と語った。

　俳優の森崎ウィンさんと桜井ユキさんが、俳優の森七菜さんと間宮祥太朗さんがダブル主演し、7月10日スタートのフジテレビ系“月9”ドラマ「真夏のシンデレラ」（月曜午後9時）に出演することが21日、明らかになった。。真夏の海を舞台に、森さん、間宮さん、神尾楓珠さん、吉川愛さん、萩原利久さん、白濱亜嵐さん、仁村紗和さん、水上恒司さん演じる男女8人が運命的に出会い、複雑な感情や本音をぶつけ合いながら成長していく恋愛群像劇。森崎さんは、シングルマザーの小椋理沙（仁村さん）と離婚した村田翔平を演じる。桜井さんは、舞台となっている海辺の町で国語の教師だった長谷川佳奈を演じる。佳奈は牧野匠（神尾さん）の担任で憧れの存在でもあった。翔平と佳奈は、ドラマに登場する男女8人の恋の行方を交錯させるキーパーソンとなる。

　俳優の趣里さんが、WOWOWで今秋放送・配信される連続ドラマW-30「東京貧困女子。-貧困なんて他人事だと思ってた-」で主演を務めることが21日、明らかになった。趣里さんは貧困問題を取材する経済誌の契約編集者、雁矢摩子を演じる。趣里さんがWOWOWのドラマに出演するのは初めて。ドラマは、ノンフィクションライターの中村淳彦さんによる東洋経済オンラインの連載「貧困に喘（あえ）ぐ女性の現実」を書籍化した「東京貧困女子。彼女たちはなぜ 躓（つまず）いたのか」（東洋経済新報社）が原作。連載は1億5000万PVを超える人気シリーズとなった。奨学金返済に苦しむ大学生風俗嬢や、明日の生活が見えない高学歴シングルマザーなど、貧困にあえぐ女性たちの心の叫びを描く。

　俳優の國村隼さんが、人気グループ「Snow Man」の目黒蓮さんが主演の7月期連続ドラマ「トリリオンゲーム」に出演することが22日、明らかになった。ハル（目黒さん）と、ガク（佐野勇斗さん）の前に立ちはだかる最大の敵となる大企業「ドラゴンバンク」の怪物経営者・黒龍一真を演じる。ドラマは、マンガ誌「ビッグコミックスペリオール」（小学館）で連載中の稲垣理一郎さんが原案、池上遼一さんが作画を手がける同名マンガが原作。國村さん演じる黒龍は、ハルとガクが立ち上げた「トリリオンゲーム」社を危険な相手と認識し、徹底的にたたき潰そうとする最大の敵となる。併せて竹財輝之助さんの出演も発表された。

　モデルで俳優の貴島明日香さんが、椎名桔平さん主演で8月にWOWOWで放送される「連続ドラマW　事件」に出演することが22日、明らかになった。椎名さん演じる弁護士の菊地大三郎が所属する法律事務所のクラーク（インターン）で、法律家を目指している大崎志那子を演じる。ドラマは大岡昇平の裁判小説「事件」が原作。舞台を昭和から令和に移し、当時まだ導入されていなかった裁判員裁判制度での心理戦を描写する。菊地を取り巻く登場人物を演じるキャストも明らかになった。事件の被害者で、地元で小さなスナックを経営していた坂井葉津子を北香那さんが演じるほか、交際相手の姉で幼なじみの葉津子の殺害容疑で逮捕され、裁判員裁判にかけられる上田宏を望月歩さん、葉津子の妹で宏の交際相手の坂井佳江を秋田汐梨さんが演じる。

　俳優の奈緒さん主演の連続ドラマ「あなたがしてくれなくても」（フジテレビ系、木曜午後10時）の特別編が、6月29日午後10時から放送されることが22日、分かった。特別編では、吉野夫婦と新名夫婦が離婚を決意した第10話の終わりから、最終話直前までの本編では描かれなかった“空白の数カ月”が明かされる。最終話（22日放送）で陽一（永山瑛太さん）が目撃したみちのデートの詳細が明らかになるほか、みちがデート相手の瀬田慎之介（野間口徹さん）との会話を通して、陽一との5年間の結婚生活を改めて思い返す……という内容。さらに、第1話から最終話までの名場面や、SNSで話題となった名ぜりふの数々も振り返る。

　俳優の蒼井優さんが、趣里さんが主演する2023年度後期の朝ドラ「ブギウギ」に出演することが23日、分かった。蒼井さんは朝ドラ初出演で、昨年8月に第1子となる女児を出産してから初のドラマ出演となる。蒼井さんが演じるのは、大阪の梅丸少女歌劇団（USK）第1期生の娘役で、劇団を引っぱるトップスターの大和礼子（やまと・れいこ）。ヒロインの鈴子（趣里さん）の憧れの先輩で、礼子は踊りや歌への大切な精神を鈴子に教える。蒼井さんは「趣里ちゃんがヒロインに選ばれたことが発表されたとき、とてもうれしく、放送を心待ちにしていたので、自分にもお声がけいただけるなんて思ってもいませんでした。しかも、小さい頃から大好きな歌劇の世界で、憧れの先生方とご一緒させていただけて、私にとっては夢のような時間です」と語った。

　俳優の沢口靖子さん主演のミステリードラマ「科捜研の女」（テレビ朝日系）の新シーズン「科捜研の女 season23」が、8月にスタートすることが23日、明らかになった。1999年に始まり、今年で25年目。現行の連続ドラマ最多シリーズ記録をさらに更新する。昨年は新設された「火曜午後9時のドラマ枠」で放送されたが、今回は「相棒」をはじめ、「はぐれ刑事純情派」「特捜9」「刑事7人」など、歴史あるドラマシリーズを送り出してきた「水曜午後9時枠」で放送。「科捜研の女」が同枠で放送されるのは初めて。

　人気グループ「King ＆ Prince」の高橋海人さんがこのほど、「SixTONES（ストーンズ）」の森本慎太郎さんと主演を務める連続ドラマ「だが、情熱はある」（日本テレビ系、日曜午後10時半）をクランクアップしたことが23日、分かった。お笑いコンビ「オードリー」の若林正恭さんと「南海キャンディーズ」の山里亮太さんの半生を描くドラマで、高橋さんが若林さん、森本さんが山里さんの役を演じてた。「オードリー」の相方、春日俊彰さん役を演じる俳優の戸塚純貴さんも共にクランクアップ。4カ月間、苦楽を共にした2人の最後のシーンは、クラス会の会場となった居酒屋で、人気者になった春日を同級生たちが取り囲むも、若林はすこし距離を取って飲んでいるというシーンだった。高橋さんは、「一生感謝すると思います。お芝居が楽しいと感じることができて、もっともっとこれからもお芝居頑張りたいなと思いました」と今後の俳優業にも意欲を見せた。