安藤サクラ:山田涼介と姉弟役で初共演 映画「BAD LANDS」で特殊詐欺をなりわいに

映画「BAD LANDS バッド・ランズ」のティザービジュアル(C)2023「BAD LANDS」製作委員会
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映画「BAD LANDS バッド・ランズ」のティザービジュアル(C)2023「BAD LANDS」製作委員会

 俳優の安藤サクラさんが、9月29日公開の映画「BAD LANDS バッド・ランズ」で主演を務めることが5月30日、分かった。共演は人気グループ「Hey! Say! JUMP」の山田涼介さんで、初共演の2人が姉弟役を演じる。

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 直木賞作家・黒川博行さんの小説「勁草(けいそう)」が原作。特殊詐欺をなりわいとする橋岡煉梨(ネリ、安藤さん)と弟の矢代穣(ジョー、山田さん)が、思いがけず億を超える大金を手にし、さまざまな巨悪に迫られるというストーリー。「検察側の罪人」(2018年)などで知られる原田眞人さんが監督を務める。

 安藤さんは「山田さんは本読みの時から『あ、矢代だ! ぴったりだな!』と思っていました。私と山田君でどんな化学反応が起きるのか楽しみです」とコメント。

 山田さんは「安藤さんは、たまたま一度、プライベートでお会いしたことがありました。すごく気さくな方で、お姉ちゃん役と聞いた時は安心感がありました。安藤さんだったら委ねられるな。安心してやらせていただこうと思いました」と話した。

 原田監督は「安藤サクラは橋岡ネリとして、美しく哀しく愛おしく舞ってくれました。世界の主演女優賞を全て差し上げたい名演です。矢代穣は、沖田総司が現代によみがえったらこうなるのではないか、というコンセプトのもと山田涼介に参加してもらいました。沖田以上に切なく危険な若者を演じきった涼介の天才に私は魂を食いちぎられました」とたたえた。

 黒川さんは「安藤さんのさわやかな個性と自然な演技は、原作の犯罪性をきれいにすくいとってくれるだろうと期待し、山田さんとのコンビネーションも相まって、期待以上のみごとな出来ばえになった。原作者として、ほんとうにうれしい」と語った。

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