光る君へ:吉高由里子主演の24年大河ドラマ“題字”お披露目 たおやかな曲線に「優しさと色気」を内包

吉高由里子さん主演の2024年NHK大河ドラマ「光る君へ」題字=NHK提供
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吉高由里子さん主演の2024年NHK大河ドラマ「光る君へ」題字=NHK提供

 吉高由里子さんが主演を務める2024年のNHK大河ドラマ光る君へ」の題字が5月22日、公開された。題字は、大東文化大学や立正大学、相模女子大学などで教壇に立つかたわら、腕時計ブランド「GrandSeiko」への作品提供(2018年)や米ニューヨークでの個展開催(2019年)など創作活動も多岐にわたる書家の根本知(ねもと・さとし)さんが手掛けた。

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 制作統括の内田ゆきチーフプロデューサーは「紫式部の『光る君へ』だからこそ、題字は絶対に毛筆でいきたいと思っていました。決め手は、もちろんまず根本先生の字の美しさ、優しさ、色気。加えて、手紙に書類に、和歌に漢詩に、日記に物語にと文字を書く人たちによって紡がれるこのドラマを、ご一緒にわくわくしながら作ってくださっている安心感でした」とコメント。

 さらに「題字を眺めると、自在に静や動があやつられて一つの世界を描くように、文字から文字へ、軽やかにつながっていきます。なかでも私が好きなのは『光』の最後の一画。このたおやかな曲線は根本先生にしかできないと、見るたびに感じいってしまうのです。この題字が光を発して私たちの物語のよりどころをひとつ示してくれているようで、非常にうれしくありがたく思っております」と語った。

 「光る君へ」は、平安時代が舞台で紫式部が主人公。紫式部は平安中期に、のちに世界最古の女性文学といわれる「源氏物語」を書き上げた。きらびやかな平安貴族の世界と、懸命に生きて書いて愛した女性の一生を映し出す。

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