長澤まさみ：「エルピス」で橋田賞受賞「みんなでいただいた賞」　美しさ際立つノースリドレスで登場

　俳優の長澤まさみさんが5月10日、東京都内で開催された「第31回橋田賞」（橋田文化財団主催）の授賞式に出席。カンテレ・フジテレビ系で2022年10月期に放送された連続ドラマ「エルピス－希望、あるいは災い－」での好演で、同賞を受賞し、大人の美があふれる黒のノースリーブのロングドレスで登場した。

ウナギノボリ

解説：朝ドラ“メガネっ娘”の系譜　過去にもブレークした俳優が

　長澤さんは「普段から、思いを言葉にすることは勇気のいることだなと思うことがあります。私は口下手なので、主人公の気持ちは分かるなという半面、主人公らしからぬ、流されてしまうさまが物語では描かれて、その葛藤を演じるのは難しかったです」とエルピスで演じたアナウンサー役を振り返った。

　そして「たくさんのスタッフの方、素晴らしい共演者の方に囲まれ、この賞はひとりでもらったというよりはみんなでいただいた賞かなと思っています」と話した。

　橋田賞は、脚本家の故・橋田壽賀子さんが理事を務めた橋田文化財団によって、1993年に創設。日本人の心や人と人の触れ合いを温かく取り上げ、放送文化の振興や向上に寄与した番組、人に贈られる。

　◇受賞作品、受賞者は以下の通り（敬称略）

　橋田賞：「silent」▽「プレバト！！」▽小池栄子▽長澤まさみ

　橋田賞新人賞：目黒蓮▽伊藤沙莉▽生方美久

　橋田賞特別賞：草笛光子▽加山雄三

　野村昭子賞：いまむらいづみ

　橋田賞新人脚本賞・佳作：「ビリーヴ」長島清美