松本潤さん主演のNHK大河ドラマ「どうする家康」(総合ほか)で、井伊直政(虎松/万千代)を演じている俳優の板垣李光人さん。4月23日放送の第15回「姉川でどうする!」の終盤、踊り子に扮(ふん)し、家康(松本さん)の命を狙うなど、インパクトのある初登場を果たした。板垣さんが、途中からの参加となった「どうする家康」収録の感想を語った。
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板垣さんは「花燃ゆ」(2015年)、「青天を衝(つ)け」(2021年)に続く、3回目の大河ドラマ出演。「どうする家康」で演じる直政は、“女城主直虎”によって大切に育てられた井伊家の御曹司で、家臣団の新戦力として活躍。頭の回転が速く、女性によくモテる。プライドが高く、不遜な物言いで、よくトラブルを引き起こす。
酒井忠次(大森南朋)、本多忠勝(山田裕貴さん)、榊原康政(杉野遥亮さん)と並ぶ、「徳川四天王」の一人で、キャッチコピーは「井伊谷からやってきた美少年」だ。
板垣さんは「収録に途中から参加したので、現場の空気も出来上がっている時期でしたし、しかも現場には素晴らしい先輩ばかりという環境。特に参加して間もない頃は、緊張の連続でした」と明かす。
「でも、井伊直政も徳川家臣団に途中から加わりますし、家臣団の他のメンバーとも年齢が離れていたので、直政の思いを身をもって感じられているような気がしました。いい緊張感が芝居にもプラスに働いたかなと思っています」と手応えを語った。
さらに板垣さんは、「収録に参加するにあたっては、直政が生まれた井伊谷(静岡県浜松市)や晩年を過ごす彦根(滋賀県)など、ゆかりの地を巡りました」と告白。「中でも一番印象に残っているのは、直政のお墓がある彦根の清涼寺です。『演じさせていただきます』とご報告でき、力をいただけたような気がしましたし、いよいよ始まるんだと、改めて気合いが入ったのを覚えています」と振り返った。
「どうする家康」は一人の弱き少年が、乱世を終わらせた奇跡と希望の物語で、「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」(共にフジテレビ系)シリーズなどの古沢良太さんが脚本を担当。新たな視点で、誰もが知る歴史上の人物・徳川家康の生涯を描く、スピード感あふれる波瀾(はらん)万丈のエンターテインメント作となる。
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