塩野瑛久:得意料理は「炒め物」 庶民的な“料理事情”明かす 出演ドラマ「かしましめし」への思いも

連続ドラマ「かしましめし」で雨海英治を演じる塩野瑛久さん
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連続ドラマ「かしましめし」で雨海英治を演じる塩野瑛久さん

 4月10日にスタートする連続ドラマ「かしましめし」(テレビ東京系、月曜午後11時6分)で、恋人との関係に悩むゲイの青年・雨海英治を演じる塩野瑛久さん。本作で、前田敦子さん、成海璃子さんと共にアラサー男女3人の主人公のうちの一人を演じる塩野さんに、自身の“料理事情”や、演じる上で意識したこと、ドラマの見どころなどについて話を聞いた

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 ◇外食よりも自炊 倹約家な一面

 ドラマは、おかざき真里さんがマンガ誌「FEEL YOUNG」(祥伝社)で連載中の同名マンガが原作。同級生の自死をきっかけに再会したアラサーの男女3人が、それぞれの人生に悩みながらも共に“おいしいごはん”を食べる、“かしましい”日常生活を描く。

 ドラマについて「深夜に見たら、お腹がすくのは間違いないグルメドラマになるだろうと確信を持って言えます」と語る塩野さん。自身は普段から自炊を心掛けているといい、「もったいないと思ってしまうので、僕は(料理を)作ります。夜ご飯を外食するってなったら、結構お金がかかるじゃないですか。居酒屋に行ったら飲み物1杯は頼まなきゃいけないし……」と倹約家な一面を見せる。

 得意料理を聞くと、「炒め物は簡単なのでよく作ります」と返答。「それ以外だと、低温調理器を持っているので、それを使ってお肉料理などを作りますね。あとはオートミールをご飯代わりにして、お茶漬けにしたり、スープにしたり……。お昼はそんな感じの食事で過ごすことが多いです」とほほ笑む。

 ドラマにはたくさんの料理が登場するが、特においしかったメニューは「エビと春雨のタイ風煮」だという。

 「タイ風のエスニックな味付けで、低カロリーながらもすごくボリュームがあって。撮影中、カットがかかってからも無限に食べちゃいましたね(笑い)」

 実際に、エビと春雨のタイ風煮のレシピを教えてもらったという塩野さん。「結構簡単そうだったので、ぜひ作ってみたいと思っているんです」と話す一方で、「僕、普段エビ買わないんですよね。ふるさと納税で大量に届いたエビを、この間全て消費しちゃったばっかりなんで、もうしばらく作れないんですよ(笑い)」と自身の“料理事情”について明かした。

 ◇撮影初日の涙のシーンに苦戦も「英治がなじんできた」

 ドラマでは、千春(前田さん)、ナカムラ(成海さん)、英治の3人が集まって、テーブルを囲んで食事をする場面が多く描かれる。塩野さんは「ある意味、ワンシチュエーションというか、家の中という限られた空間の中での撮影が多いんですけど、“刺さる”言葉がたくさん出てくるんですよ」と語る。

 「登場人物たちのやりとりを見て、『こういう状況で、こういうふうに言われたら、こう返すしかないよね』とか、何気なく繰り広げられている会話が実は誰かの心に刺さっていたりとか……。そういった場面に共感する方もいると思いますし、逆に『これだけ人間の心って繊細なんだな』と改めて気づく方もいるかもしれません」

 塩野さんが演じる英治は、関西弁を話す明るいキャラクターで、涙もろい一面も。

 「クランクインの日にいきなり涙を流すシーンの撮影があったので、難しかったですね。役の積み重ねがないまま撮影に入ったので、深め方が足りなかったというか……。完全につかみ切れていなかった部分もありました」

 しかし、演じるうちに「英治がなじんできた」という。

 「僕自身は英治ほど感情が入りやすい性格ではないんですけど、不思議とすごく気持ちが分かるというか、すっと入ってくるようなキャラクターでした」

 最後に、「今回、英治という濃密な役を演じるので、ぜひ楽しみにしていてください。このドラマを愛して、いろんな人に伝播していっていただけたらうれしいです。たくさんの人に『じゃあ見てみようかな』って思ってもらえると。それに恥じない作品だと思うので、最後まで温かい目で見守ってください」と言葉に力を込めた。

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