夕暮れに、手をつなぐ:とっくに恋に落ちていた “空豆”広瀬すず&“音”永瀬廉の“運命”の恋 1話の伏線回収に驚く声も(ネタバレあり)

「夕暮れに、手をつなぐ」最終話の場面カット(C)TBS
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「夕暮れに、手をつなぐ」最終話の場面カット(C)TBS

 広瀬すずさん主演で人気グループ「King & Prince」の永瀬廉さんが共演する連続ドラマ「夕暮れに、手をつなぐ」(TBS系、火曜午後10時)の最終話が3月21日に放送。広瀬さん演じる空豆と永瀬さん演じる音の恋の結末が描かれた。

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 ◇以下、ネタバレがあります

 空豆が母・塔子(松雪泰子さん)とともにパリへと旅立つその日、セイラ(田辺桃子さん)は、空豆と葉月(黒羽麻璃央さん)が付き合っているとうそをついたことを、音にわびる。音は空豆が旅立つ空港に行こうとするが、レコーディングでトラブルが発生。音は「俺たちまた3人で会えるじゃん。紅白決まったらあいつが俺たちの衣装作る」とセイラに語り、レコーディングに戻るのだった。

 そして3年後、空豆は実家に戻っていた。空豆はパリで成功するも、その後精神的に消耗。それを見た塔子が日本に帰したのだ。

 そしてある日、音とセイラの「ビート・パー・ミニット」の紅白出場を報じるニュースを見ている空豆の元にセイラから電話がかかってくる。セイラはかつて空豆のことが好きだったと告白し、音とは付き合っておらず、かつて空豆が見た音との抱擁も、気持ちが届かない自分を音が慰めてくれていただけだと明かす。

 そんな空豆に音から福岡公演のチケットと「来て」とだけ書かれたメモが届く。コンサート会場に赴いた空豆だったが、中に入らず出てきてしまう。そして終演後、それを知った音は空豆に「会って言いたい。11時にあの…」とメッセージを送るが、「11時にあの」というプレビュー画面が出たところで空豆の携帯の電源が切れてしまう。そしてバスで帰ろうとしていた空豆だったが、イヤホンが落ちたのをきっかけにメッセージの意味に気づき、空豆は思い出の交差点へとひた走るが、11時を過ぎても音は来なかった。

 一方、音もまたひた走っていた。「11時にあの、二人が初めて出逢った交差点で待ってる」とメッセージを送っていた音が交差点に着いたとき、そこに空豆はいなかった。しかし、音は空豆のマフラーがポールに巻かれているのに気付く。

 八方探して諦めかけた音だったが、ついに空豆を見つけた。「紅白に出たらまた空豆に会えると思って頑張ったんだ。それで……、あんなふうに出逢うなんて運命だって信じてたんだ」と語りかけた音は「あんなふうに同じ曲、同じ日に同じ場所で聴いてるなんて……」と、初めて出会ったときのことを話す。すると空豆もまた「気付いとったと? おいも、忘れられとるかもしれん思って言えんかった」と明かす。音は「好きだった。好きだ!今も」と呼びかけ、抱き合った二人は3度にわたってキスを交わすのだった。

 そして、懐かしの下宿で2人はイヤホンを片方ずつ付けて、出会ったときにそれぞれが聴いていたヨルシカの「春泥棒」を並んで聴くシーンで物語は幕を閉じた。

 本作のポイントの一つが「とっくに恋に落ちているのに、なかなか恋が始まらない」だったが、空豆と音がぶつかり、互いのイヤホンを取り違えた1話の冒頭のシーンを2人とも“運命”と感じつつ当時は言えなかったという真相が明かされ、SNSでは「1話と伏線してた所が多くて泣けてくる」など1話の伏線回収に驚く声が相次いでいた。

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