100万回言えばよかった:「バカの一つ覚えが最強」 “悠依”井上真央&“直木”佐藤健、2人だけのしょっぱいプリンの思い出(ネタバレあり)

ドラマ「100万回言えばよかった」第1話の場面カット(C)TBS
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ドラマ「100万回言えばよかった」第1話の場面カット(C)TBS

 女優の井上真央さん主演の連続ドラマ「100万回言えばよかった」(TBS系、金曜午後10時)の第1話が1月13日に放送。井上さん演じる相馬悠依と佐藤健さん演じる鳥野直木の切ないやりとりに注目が集まった。

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 ◇以下、ネタバレがあります

 脚本は、2021年度前期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おかえりモネ」などで知られる安達奈緒子さんのオリジナル。突然命を落とし、幽霊となって現世をさまよう洋食店のシェフ、鳥野直木(佐藤さん)と、恋人の直木の死を受け入れられない美容師の相馬悠依(井上さん)、直木と唯一意思疎通できる刑事・魚住譲(松山さん)の3人が、非情な運命に必死にあらがい、奇跡を起こそうとする姿を描く。

 洋食店で食べたハンバーグの味が、かつて里親施設で共に暮らしていた直木のものだと気付いたことをきっかけに再会した2人。悠依の33歳のバースデーディナーでも直木がハンバーグをふるまうが、「おいしい」と笑顔の悠依を前に、直木は「まあこういうときはバカの一つ覚えが最強だから」とうそぶくが、実は告白しようとする緊張のあまり、デザートのプリンの砂糖と塩を間違えてしまう。

 悠依は「このまま仲のいい友達とか、幼なじみじゃいやだよ」と告白。すると直木は「あと5秒待ってよ。俺が思ってることいっつも先に言うから……」と応じて付き合うことになるのだった。

 しかし1年後、プロポーズしようとしていたその日に直木は命を落としてしまい幽霊に。直木の姿を見ることができる譲がそれを伝えようとするも、悠依は信じられずにいた。そこで、直木は譲に指示して思い出のハンバーグを作らせようとするがうまくいかない。口論する直木と譲だったが、ひょんなことから直木が譲に乗り移ってしまう。

 譲の体を借りて悠依を店に呼び出した直木はハンバーグとプリンをふるまう。思い出のハンバーグに続いてプリンを頬張った悠依は「しょっぱい」とつぶやき「バカの一つ覚えは最強だね」と涙を流す。譲から離脱した直木が「だろ? ここにいる」と答えるが悠依には姿は見えず声も聞こえない。しかし、「でもわかる。そばにいてくれてる」と直木の存在を感じるのだった。

 2人にしか分からない“しょっぱいプリン”の思い出に、SNSでは「しょっぱいプリンきたーー」「信じてもらえた」と感動の声が飛び交った一方、「直木が作った味だと分かれば分かるほど、死を受け入れんといけんのつらすぎるよ」と悲しい現実に直面した悠依への同情の声もあった。

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