1980年代に大ヒットした武論尊さん原作、原哲夫さん画の人気格闘マンガ「北斗の拳」が、2023年9月13日に連載開始40周年を迎えることを記念したプロジェクトが始動することが分かった。「愛をとりもどせ!」をテーマに、2023年にさまざまな企画、コラボレーションが展開される。プロジェクトの特設サイトがオープンし、40周年ロゴが公開された。
ウナギノボリ
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武論尊さんは「36歳の時に描いた作品が40周年を迎える。ただの数字の比較だが何か不思議な感じがする。『北斗の拳』が40年経ても今なお読み継がれているのは、当時、生みの苦しみと戦い、泣きながら書いたことへのご褒美かもしれない。とはいえ、オレはさほど泣いてはおらず、一番苦しんで泣いたのは原先生であろう。ちなみに担当さんは一度も泣いていない! ファンの皆さんの40年にわたる応援にただただ感謝である」とコメントを寄せている。
原さんは「皆様のおかげで2023年に『北斗の拳』は40周年を迎えます。本当にありがとうございます。連載当時がむしゃらに描いていた記憶が35周年まではまだ鮮明に残っていましたが、40周年となると不思議なもやの向こうに包まれてきました。まさに『夢幻の如(ごと)くなり』の境地に至ったようです(織田信長が愛したとされる民俗芸能『幸若舞(こうわかまい)』の演目『敦盛』より)。それが今もなお皆様に愛され続けてもらえることに感謝!! 23年はいろいろ仕込んで参りますので皆様楽しみにしていてくださいね! よろしくお願いします」とメッセージを送った。
「北斗の拳」は、「週刊少年ジャンプ」(集英社)で1983~88年に連載された人気マンガ。暴力が支配する核戦争後の世界を舞台に、伝説の暗殺拳・北斗神拳の伝承者ケンシロウが、兄でもあるラオウら強敵たちと拳を交え、成長していく姿が描かれた。テレビアニメ化もされ、「おまえはもう死んでいる」などの名言で社会的ブームとなった。コミックスの累計発行部数は、1億部以上。
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