女優の戸田恵梨香さんと永野芽郁さんが11月23日、東京都内で行われた映画「母性」(廣木隆一監督)の初日舞台あいさつに登場。母と娘をめぐる本作のストーリーにちなみ、どのような母親になりたいかを聞かれた戸田さんは、「(映画で)大地(真央)さん演じる母を見て、いつでも笑顔でいるお母さんってすてきだなと思った」と切り出し、「自分も笑顔で過ごすため、心のゆとりを持てるようになりたいし、穏やかな家庭を築きたい」と思いをはせた。
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永野さんは同じ質問に、「まったく自分が母親になるイメージはまだできないですけど」と前置きしつつ、「私自身、母と仲良いので、何でもその日の出来事とか、良いことも悪いことも全部共有できる母になりたい」と回答。MCから自身の母が理想かと水を向けられると、永野さんは「ふふっ。そうですね」と照れ笑いを浮かべていた。
映画は、湊かなえさんの同名小説が原作。 “娘を愛せない母”と“母に愛されたい娘”それぞれの視点で、ある未解決事件を振り返り、食い違う2人の証言から衝撃の真実にたどり着く……というストーリー。戸田さんと永野さんが母娘役を演じている。
戸田さんは映画について、「人が普通に過ごしていく中で、気づかなかったことをハッと気づかされるような作品。いつか自分が母親になるとき、または今母として過ごしていらっしゃる方たちも、きっと今の自分はどうなのだろうと思い返すきっかけにもなる。自分自身を振り返らざるを得ない作品になる」とコメント。さらに、「何か前を向くためのきっかけに、この作品がなったらうれしい。皆さんの感想を聞くのが楽しみ」と手応えを口にした。
舞台あいさつには、廣木監督、原作者の湊さんも出席した。
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