女優の原菜乃華さんが11月17日、大阪市内で行われた劇場版アニメ「すずめの戸締まり」(新海誠監督)の公開記念舞台あいさつに登場した。大阪の印象を聞かれた原さんは、「ついこの間、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市此花区)に来まして」と明かし、「粉もんもすごく好きなので、おいしくて楽しいところというイメージです」と語った。
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また「(関西は)おうどんのつゆが透明で甘めと聞いているので、食べなければと思っています」と“くいだおれ”の街で楽しみにしていることを語った。
「すずめの戸締まり」は、「君の名は。」(2016年)、「天気の子」(2019年)で知られる新海監督の新作。日本各地の廃虚を舞台に、災いのもととなる“扉”を閉める旅をする少女・岩戸鈴芽(すずめ)の解放と成長を描く。原さんが鈴芽の声を演じ、人気グループ「SixTONES(ストーンズ)」の松村北斗さんが“災い”をもたらす扉を閉めることを使命とする“閉じ師”の宗像草太役として出演する。舞台あいさつには松村さん、新海監督も出席した。
原さんは今作に出演して「度胸がついたなと、シンプルに思いますね。分からないものに飛び込んで、とにかく一生懸命くらいついてという毎日だったので、そういう鈴芽の真っすぐさとか、思い切りの良さにすごく背中を押されていたし、自分も少しずつ、(鈴芽の)良いところが似てきているかもしれない、と思うことが多くなった」と振り返った。
共演した松村さんは、原さんについて「アフレコ中に隣で見ていて、日に日に目つきが鈴芽になってきているんですよ。挑む姿とかどんどん鈴芽に似てきたなって感じていました」と称賛すると、原さんは「初耳です。うれしいです」と喜び、新海監督も原さんが成長したことを知って「大阪に来てよかったです」と話していた。
17日は同作の「行ってきます日本」舞台あいさつの初日で、神戸と大阪の4会場で1日に5回の舞台あいさつを行った。
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