お勢、断行:倉科カナが“稀代の悪女”に 江戸川乱歩原案舞台 トレーラー映像公開

舞台「お勢、断行」のビジュアル
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舞台「お勢、断行」のビジュアル

 女優の倉科カナさんが、主人公の悪女・お勢を演じる舞台「お勢、断行」のトレーラー映像が公開された。舞台はコロナ禍による2020年の全公演中止を経て、2年越しの上演が決定。トレーラー映像は、2020年の稽古(けいこ)の模様と、「原案 江戸川乱歩」「極彩色に広がる乱歩の迷宮世界」「稀代の悪女 お勢」「謀略の物語」などといった文字が映し出されている。

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 「お勢、断行」は、劇作家の倉持裕さんが、江戸川乱歩の美意識やユーモラスでミステリアスな登場人物たちをモチーフに描く新作現代劇。倉科さんのほか、福本莉子さん、江口のりこさん、池谷のぶえさん、堀井新太さん、粕谷吉洋さん、千葉雅子さん、大空ゆうひさん、正名僕蔵さん、梶原善さんが出演する。5月11~24日に世田谷パブリックシアター(東京都世田谷区)で上演され、兵庫、愛知、長野、福岡、島根での地方公演も予定している。

 大正末期、資産家の松成千代吉の屋敷に身を寄せた女流作家・お勢(倉科さん)。その屋敷には、千代吉の娘(福本さん)と住み込みの女中(江口さん)、そして千代吉と小姑(池谷さん)からの圧力に苦しむ後妻(大空さん)がいた。ある日、千代吉に屈辱を受けた代議士(梶原さん)は、 後妻と結託し、松成家の財産をすべて奪い去ろうと、千代吉を狂人に仕立て上げる計画を練る。

 女中、精神病院の医院長(正名さん)、貧しい電灯工事夫(堀井さん)らを巻き込み、首尾よく進むかに見えたが、第一の殺人が起き、計画は思わぬ惨劇へと突き進む……というストーリー。

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