忍たま乱太郎:テレビアニメ30年目 “山田先生”大塚明夫「大切に大切に演じていきたい」 浦山迅、関俊彦、島田敏コメントも

「忍たま乱太郎」のキャラクターと声優陣(C)尼子騒兵衛/NHK・NEP
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「忍たま乱太郎」のキャラクターと声優陣(C)尼子騒兵衛/NHK・NEP

 人気テレビアニメ「忍たま乱太郎」の新シリーズとなる第30シリーズが今春から放送され、放送30年目に突入することを受けて、声優陣がコメントを寄せた。山田先生こと山田伝蔵役の大塚明夫さんは「放送30年おめでとうございます。素晴らしいスタッフとキャストに恵まれ、そして温かいファンの皆様からの応援があったからこそ続いた30年なのだろうと思います。私が(父・大塚周夫さんから)山田伝蔵を引き継いだ時にも、たくさんのエールを皆様からいただいたことを、今も深く感謝しております。これからも山田伝蔵先生を、大切に大切に演じていきたいと思います」と話している。

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 土井半助役の関俊彦さんは「一つのアニメ作品が30年も続いているなんて、なんとスゴイことでしょう! 教科担当の土井先生は、実技担当の山田先生とは名コンビ。山田先生の存在なくしては土井先生はありえません。大塚明夫さんのお父上、先代の山田先生・大塚周夫さんからは、声優として役者としてさまざまなことを教えていただきました」とコメント。

 「また、いつのころからか、田中真弓さん演じるきり丸とは、プライベートでも互いに助け合っているようなエピソードも増えてきました。土井先生ときり丸の親子のような、兄弟のような関係には、いつもホッとさせられる温かな気持ちにさせられました。どうぞこれからも、一年は組の忍たまたちを応援してください。よろしくお願いします」とメッセージを送った。

 大川平次渦正(学園長先生)役の浦山迅さんは、「辻村(真人)さんからのバトンを受けて21シリーズから参加して早10年。忍たまのスタジオは、収録30分前ごろから、乱太郎、きり丸、しんべヱをはじめ、多い時は20数名の出演者が集まり始めると、あちこちで『おはようございます』の声が飛び交う。本番では4本のマイクの前に入れ代わり立ち代わり人が立つけれど、衝突事故は起こらない。最後に全員でガヤを収めて、『お疲れ様!』。あうんの呼吸が心地いい」とコメント。

 「それが今、がらんとしたスタジオでついたてを挟んで、自分の演技が終わるとサッと帰るという変わり様。寂しい思いと共に、フツフツと湧き上がる言葉、『ガッツだぜ!』。再び手を取り合って収録できる日が来ることを願っています!」と思いを語っている。

 ヘムヘム役の島田敏さんは「『勇気100%』の曲が流れると、一瞬で『忍たまの世界』にワープ。ワクワクする元気が出る番組だと思います。初代ヘムへム役の松尾銀三さんの後を引継ぎ、学園長先生を支え、忍術学園の生徒たちと楽しく・明るく・シニカルに過ごしております。何といっても印象的なのが、学園の鐘を笑いながら頭突きで鳴らすシーンです。すっごい石頭だなぁと思いますが、もしかして本当は痛いけど、めいっぱいのごまかし笑いなのでは……とも思っています(笑い)。『ヘムへム』としか言葉を発せられませんが、これからも元気いっぱいに学園のみんなを支えられたらと思っています。どうぞよろしくお願いいたします」と話している。

 「忍たま乱太郎」は、尼子さんのマンガ「落第忍者乱太郎」が原作。一流の忍者を目指して忍術学園に入学した忍者のたまごたちが巻き起こすドタバタ劇。原作は、1986年4月に朝日小学生新聞で連載がスタート。2019年10月に約33年の連載に幕を下ろした。アニメは、第29シリーズがNHK・Eテレで毎週月~金曜午後6時10~20分に放送中。

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