許斐剛(このみ・たけし)さんの人気テニスマンガ「テニスの王子様」のフル3DCGの新作劇場版アニメ「リョーマ!The Prince of Tennis 新生劇場版テニスの王子様」(神志那弘志監督)の公開記念舞台あいさつが9月11日、TOHOシネマズ 六本木ヒルズ(東京都港区)で開催され、原作者で同作の製作総指揮を務める許斐さん、「ミュージカル『テニスの王子様』(テニミュ)」の初代リョーマ役の柳浩太郎さんら歴代“リョーマ俳優”が集結した。
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イベントには、「ミュージカル『テニスの王子様』」の初代リョーマ役の柳さん、4代目の阪本奨悟さん、5代目の高橋龍輝さん、6、7代目の小越勇輝さん、8代目の古田一紀さん、9、10代目の阿久津仁愛さん、現リョーマ役の今牧輝琉さんが登場した。さらに、2代目の遠藤雄弥さん、3代目の桜田通さんからのコメントも紹介された。舞台あいさつのMCは、初代不二周助を演じ、初代リョーマの代役を務めたこともあるKIMERUさんが担当し、「テニミュ」俳優が一堂に会した。
許斐さんは、集結した俳優陣を前に「奇跡が起きた。感無量だね。本当にうれしいよ。みんなリョーマの面影があるんだね」と感慨深げだった。
許斐さんは「こうやって歴代リョーマがそろってくれることは奇跡に近いこと。柳も来てくれるって思わなかった。こんなにいっぱいリョーマが来てくれるなんて」と話し、「テニミュと18年、寄り添って切磋琢磨(せっさたくま)してきて、アニメも含め携わってきた人たちの思いを全部込めて『リョーマ!』を作りました。こんなすてきな舞台あいさつができるとは思っていなくて、この8人と、劇場に足を運んでくださるファンの方に本当に感謝しています」と思いを語った。
「テニスの王子様」は、「週刊少年ジャンプ」(集英社)で1999~2008年に連載されたマンガ。テニスの天才少年・越前リョーマが、青春学園のテニス部で頭角を現し、ライバル校との戦いを通じて成長していく姿が描かれた。2009年から「ジャンプSQ.」(同)で新シリーズ「新テニスの王子様」が連載中。
新作は、作者の許斐さんが初めて製作総指揮を務め、「テニスの王子様」と「新テニスの王子様」の間の3カ月が描かれる。青春学園中等部が、全国大会決勝戦で立海大附属中学校との激闘を制した3日後、リョーマは単身アメリカへテニスの武者修行の旅に出る。アメリカでギャングとのトラブルに巻き込まれたことをきっかけに、リョーマは、父・南次郎が現役テニスプレーヤーとして活躍していた過去のアメリカへタイムスリップしてしまう……というストーリー。
一部シーンが異なる「Decide」と「Glory」の2タイプで上映される。本編のエンドロール後には、「テニスの王子様」シリーズの人気楽曲を使用したライブパート「シアター☆テニフェスpetit!」が上映される。
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