人気コスプレーヤーの伊織もえさんが、自身のツイッターでアニメ「とある科学の超電磁砲(レールガン)」の主人公・御坂美琴のコスプレを披露した。動画で、右手を突き出し、狙いを定めてコインをはじく御坂美琴のポーズを再現。数メートル先のグラスにコイントスを決めた。伊織さんに「とある科学の超電磁砲」への思い、コスプレのこだわりを聞いた。
◇御坂美琴のギャップにキュン
--コイントスを成功させるのは難しかったのでは?
難しかったけど、練習を重ねるうちにどんどんのめり込んでいってしまう、熱中度の高いチャレンジでしたね。美琴ちゃんのコスプレはこれまでにもしたことがありますが、この格好でコイントスをするのは初めての経験だったので、楽しく取り組めました。家でも暇なときにやってみたいな。でも、一人だと飛ばしたコインを拾うのが、ちょっと大変そうですね(笑い)。
--「とある科学の超電磁砲」の魅力は?
キャラクターのそれぞれのバックグラウンドがしっかり描かれていて、感情移入できるところがいいですね。物語の舞台となる学園都市は、実際にある街がモデルになっていて、既視感があるのも入り込みやすいポイントだと思います。能力バトルもので“厨二心”をくすぐる要素があるのも魅力的ですね。
--御坂美琴の好きなところは?
ビジュアルが可愛いのはもちろんですが、正義感が強くて、自分の信念をしっかり持っているところも彼女の魅力だと思います。でも、よくよく考えたら、まだ14歳なんですよね。年齢の割には、すごくしっかりしているなあと思う一方、小さい動物や可愛いマスコットが好きなところは年相応といいますか。普段は格好いいのに、そうした可愛らしい一面もあるところにキュンとしちゃいます。
--御坂美琴以外に好きなキャラクターは?
食蜂操祈(しょくほう・みさき)ですね。用心深い性格とミステリアスな雰囲気が印象に残るキャラクターです。美琴ちゃんの側からすると性格が悪そうに見えるんですけど、さりげなく側近の人たちをフォローするなど、面倒見のいいところもあるんです。見た目と性格にギャップがあるところも含めて、魅力的な女の子ですね。それと単純に、グラマーなスタイルとビジュアル、目が特徴的なところにもひかれます。
◇なるべくナチュラルなメークで再現
--「とある科学の超電磁砲」はコスプレも人気です。コスプレーヤーに人気のポイントをどのように考えていますか?
衣装が学校の制服なので、比較的用意しやすい……というのが一つ。それと、自分が用意しやすいということは、ほかのコスプレーヤーにとっても準備しやすい衣装なので、友達と一緒にイベントに参加したり、大人数での“合わせ”をしやすい……というのが、二つ目の理由なんじゃないかと思います。
--公式でコスプレをする際、必ず取り組んでいる事前の準備はありますか?
自分が扮(ふん)するキャラクターの性格や人物像を、しっかり頭に入れてから撮影に臨むようにしています。表情やポーズのバリエーションがぜんぜん違ってくるので。あとはカラコンもいろいろ試して、そのキャラクターに一番ふさわしい色味のものを探すようにしています。例えば同じ青でも、ナチュラルなものから色味がはっきりしたものまで、さまざまな種類があるので。毎回、資料と照らし合わせて、もっとも近い色味のものを用意しています。
--メークのこだわりは?
私の個人的なこだわりですが、メークに関しては「自分が2次元のキャラクターになりきる」というより、「そのキャラクターが3次元にやってきたら」というイメージで取り組むようにしています。もちろん、作品の内容にもよりますが、基本的には“3次元の人間であること”を念頭に置いたメークを心がけていますね。「とある科学の超電磁砲」は現実世界が舞台の物語なので、今回の美琴ちゃんも、なるべくナチュラルなメークで再現してみました。